« 身体の中から? | トップページ | いろいろな可能性 »

2024年10月13日 (日)

見つからない経験談

母は2014年1月に腎臓の持病が悪化したとして、それまで通院していたクリニックから総合病院を紹介されました。

その後はしばらく母の状態は安定していましたが、2015年5月頃に腕や脚に水ぶくれが現れ始めました。

それは『類天疱瘡』という病気の症状で、同じ総合病院の皮膚科にも通うようになって7月からステロイド剤を服用し始めました。

この症状にはステロイド剤がよく効くようで、少しすると母の水ぶくれも消えていきました。

ただその水ぶくれが無くなったの2015年10月、皮膚科の通院予定日に母は病院に行かず、じきに薬が手元に無くなってしまいました。

そしてステロイドの服用を止めた数日で、母の脚のむくみがどんどん酷くなり、パンパンに太くなっていきました。

その頃母は布団で寝ていましたが、むくみで脚を曲げられなくなり、寝るときは私が手助けをして横になるようになってしまいました。

そんな日が続いていたある晩、私が母の脚を拭いていると、履いていたズボンの脛の部分がびっしょり濡れていました。

当時は母がまだ台所仕事をしていたので当然水を零したものと思い、私が尋ねると「零してないよ」と母は何事もないように答えました。

濡れ方が半端でなかったので、私は『かなりの水を浴びたのだろうな』と思って聞いたわけですが、その答えを聞いて驚きました。

つまりそれは母の身体の中から出て来た水分だ、と考えるしかなかったからです。

私は俄には信じられずネットで検索してみましたが、『脚から体液が出てびしょ濡れ』という経験談などは見つかりませんでした。

« 身体の中から? | トップページ | いろいろな可能性 »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 身体の中から? | トップページ | いろいろな可能性 »

最近の写真