「母は通院しています」
2014年1月のこと、母は86歳で持病の悪化のため、通院していたクリニックから総合病院を紹介されました。
当時は築50年になろうかという一軒家に住んでいて、隙間風が入る日当たりの悪い環境で、母の持病を更に悪化させていたようでした。
そのため新しい病院に行く前日に、叔母と私で母の両脇を抱えて、以前から借りていた暖かいマンションに連れて行きました。
母は部屋に入るとすぐにトイレに入り、出てきた時にはスッキリした表情になっていました。
また、その暖かい部屋で一晩を過ごし、その翌日には更に顔のむくみも明らかに良化していました。
その母の顔を見て叔母は「病院で『何故来たのですか?』と聞かれそうだ」と笑いながら言っていました。
そして病院で診察を受けると、検査の結果などを見ながら医師は「当面通院で様子を見ましょう」と言いました。
残念ながら叔母が予想した『何故来たのですか?』という言葉ではありませんでしたが、いずれにしても幸いな結果になりました。
ただ、もし極寒の環境のまま検査を受けに行っていたらどうだったか、今では分かりません。
それでも住環境、特に日当たりや室温の大切さはしっかり理解できました。
結局、母は人工透析の心配までしていましたが、通院先がクリニックから総合病院に替わっただけでした。
その後、私が元のクリニックの医師に「母は通院しています」と報告をすると、その医師が本当に驚いていたのがとても印象的でした。
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