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2024年9月19日 (木)

暖かい部屋

このところ母が86歳の1月に持病が悪化して、クリニックから総合病院を紹介された時のことを記しています。

当時住んでいたおよそ築50年の一軒家は隙間風が入ってとても寒く、その環境が母の持病を更に悪化させていたようでした。

そのため私は叔母と一緒に、母を以前から借りていたマンションに連れて行くことにしました。

それは、いよいよ新しい病院に行くという前日のことで、その日の夜をそのマンションで過ごそうと考えたのでした。

実際、そのマンションは南向きで日当たりが良く、暖かいことを皆知っていました。

そして自動車でそのマンションに着くと、叔母と私が母の両脇を抱えて部屋に連れて行きました。

そんな状態で部屋に入った母はすぐにトイレに入り、しばらくして「たくさん出た」と笑顔で言いながらトイレから出てきました。

その時の母の表情はとても印象的でしたが、それ以上に私には顔のむくみが良くなった感じがしました。

そんな印象は叔母も抱いたようで、母と二人で賑やかに話し始めました。

それまで寒い家にいた時の母とは異なり、笑顔に溢れた明るい表情で話も弾んでいるようでした。

とても寒い部屋にいてトイレを我慢していたのが、暖かい部屋で代謝が良くなるとともに、気分も乗ってきたように見えました。

それまで寒い家が当たり前に思っていましたが、この時ほど住環境の大切さを感じたことはありませんでした。

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