イヤな検査を避ける
このところの記事では、母が85歳頃に「めまいがする」ということで検査に行った時のことを書いています。
病院でCTスキャンをすることになり、母が検査室に入ると間もなく、その検査室から人が出てきて私を呼びました。
どうも母がベッドに横になった途端に叫び声をあげたということでした。
昨日も記したように、母は腰を痛めていて仰向けで横になることができない、というようにこの時私は説明しました。
ただ、その後私は母に「何故叫び声をあげたのか?」ということは尋ねませんでした。
ですから、その理由が本当に仰向けがイヤだったからなのかどうかは、今でも分かりません。
それでもこの時、ベッドに仰向けで寝ていた母の不安そうな表情はとても印象的でした。
結局、この時母が検査に何らかの不安を抱いていたのは確かだったのだろうと思います。
そして病院での検査というものは、誰でも不安でイヤなものだと思います。
また母は、歯が抜けたり眼鏡の度が合わなくなっても、余程のことがなければ歯科や眼科には行かないような人でした。
ですから、この時の母の不安そうな表情と既に85歳になっていることを考え、私も一つの考えがまとまったように思いました。
それは、今後母が嫌がるような検査や治療などはなるべく避けてあげよう、ということでした。
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