母の希望通り
昨日は『そこそこでいいかな』という記事を書きました。
まず、母が85歳の頃に、CTスキャンの検査で仰向けに寝かされた時に叫び声をあげたということがありました。
そして私も二度ほどやった胃カメラの検査でイヤな思いをしました。
そんなことから、私は常々病院での検査や治療にどこまで我慢するかということを真剣に考えていました。
その結果として既に85歳を超えていた母には、なるべくイヤな思いをして欲しくないと思いました。
その後、母は腎臓の持病が悪化して通院していたクリニックから総合病院を紹介されました。
そのタイミングで母は「人工透析をしてまで生きたくない」という言葉を口にしていました。
それを聞いて私は、なるべくそのようにできればいいなと考えていました。
そして総合病院での診察の結果、定期的な通院でいいということになりました。
予想外の良い結果に私は驚きましたが、人工透析を半ば覚悟していたような母も喜んだと同時に驚いただろうと思います。
そして、この結果も『そこそこでいいかな』という考えを後押ししてくれることになりました。
結局、母は生涯人工透析を受けることはなく、少なくともその点に関しては母の希望通りにしてあげることができました。
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