陽気な母の始まり
2018年5月24日、母が熱中症で意識がないまま入院することになり、点滴に繋がれてベッドに寝ている母を置いて、私は自宅に戻りました。
そして『このまま意識が戻らないのかな』などと不安を抱えて、一晩中悶々としていました。
そして翌日、5月25日の母は言葉は発しないものの、意識は回復していて私は安心しました。
ただ母の様子は、入院前のようにどこか不機嫌そうで、まだ調子が良くないのかと思いました。
それでも意識が戻らないまま終わりを迎えることが避けられて、私も楽になった記憶があります。
そして気を楽にして面会に行けた5月26日の母は、すっかり陽気になっていました。
この日ベッドに仰向けになっていた母は、私を見るなり笑顔で話し始めました。
ただその内容はとりとめのない昔話のようなものでした。
『暑い中遠足に行って、美味しいものを食べた』などと、子供のような笑顔で一生懸命に話してくれました。
その他にはリハビリの先生が来たとか、身体を洗ってもらったなどと教えてくれました。
ですから、ただ夢の中の話をしていただけではなく、実際に起きたこともしっかり覚えていたようでした。
そしてこの後、施設に入所して元気で陽気に過ごした母は、この日に始まったように私には感じられました。
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