昔話の時間
母を介護した経験を書き残すために始めたこのブログですが、8月に入ってからは戦争についていろいろと考えています。
それは私がある程度の年齢になってから、8月が戦争を考える月になっていたからです。
ところがいつの間にかテレビなどでは、この時期にも戦争関連の番組をほとんどやらなくなりました。
そして今日の新聞のテレビ欄を見ると、パリオリンピックの番組ばかりです。
現在のオリンピックも大事かもしれませんが、過去の戦争を振り返ることも大切です。
私がこう考えるようになったのは、私自身は戦争経験はありませんが、幼い頃はまだ所々に戦争の傷跡が残っていたからです。
ところが、30年程前に見たテレビ番組でインタビューされた当時の若い日本人は、日本とアメリカが戦争をしたことを知りませんでした。
そして今、同じインタビューをすると、かつて日本とアメリカが戦争したことを知らない人は、結構増えているのではないでしょうか。
ところで、私の両親はどちらも若い頃に戦争で辛い経験をしたのだろうと想像しています。
母は亡くなる1年程前、施設に研修に来た看護学校の学生たちに、空襲など戦争の話をしたと笑顔で話してくれました。
今の高齢者施設には、母のように戦争の話ができる人達がたくさんいるものと思います。
戦争の話だけではなく、高齢者が若い人達と様々な昔話で盛り上がるような時間があれば、施設での生活がより充実するように思います。
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