« イカの缶詰 | トップページ | 親の首に手を掛けた »

2024年8月 1日 (木)

やわらかいイカ

このところ母が晩年も食欲が旺盛だったことから、食事の思い出について記しています。

母が持病がありながらも90歳を超えて生きられたのは、その旺盛な食欲にもあったと私は考えています。

母は晩年自分の歯がほぼなくなり、食べられない食材が出てきました。

そういうことから母の食事に出す材料は、噛みやすいものを選ぶようになりました。

ですから、ここ数日取り上げているイカについては、私の中では最初に除外していました。

ただ、昨日記したように母が亡くなった後にコロナが流行し、私は様々な缶詰をケースで買ったりするようになりました。

その中にはイカの缶詰がありました。

その缶詰を食べてみた私は、意外とやわらかく食べやすいことに驚きました。

そして『これなら歯がなかった母でも噛み切れたかもしれない』と思いました。

その後、大根と一緒に煮物にして食べてみました。

とてもやわらかくて美味しく、母を介護していた頃に作っていれば喜んでもらえただろうと思いました。

やわらかいイカもあることを知らなかったのは、母が亡くなった今でも後悔していることの中の一つといえるかもしれません。

« イカの缶詰 | トップページ | 親の首に手を掛けた »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« イカの缶詰 | トップページ | 親の首に手を掛けた »

最近の写真