家族で抱え込む
このブログは母の四十九日の法要が済んで数日後に始めました。
その理由の一つは、母の介護についての記録を残していたことから、誰かの参考になればという思いがあったからです。
ここ数日取り上げているある著名人の介護経験に関する新聞記事も、そんな思いで記しています。
その方は当初『家族が面倒を見るのが当然だ』という考えが強かったそうです。
ただ、母親には認知症の症状があったために介護生活は大変だったようです。
そしてとうとう母親の首に手を掛けそうになる事態があったことで『自分が壊れてしまう』と思ったそうです。
当時はまだ介護保険が導入される前で、その道のプロとして病院に頼ったとのことでした。
その結果『人の手を借りることは恥ずかしいことではない』と悟ったということです。
私の母の場合は認知症の症状がなかったので、この方ほどの大変さはありませんでした。
それでもウチで介護をしていた母が、施設に入ったことで心身ともに大変楽になりました。
もちろん、このブログでも何度も記しているように、介護というものは本当に人それぞれです。
ただ、家族だけで抱え込むのはとても危険だ、ということは言えるのではないかと思っています。
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