イカの煮物
このところ母が晩年も食欲が旺盛だったことから、食事の思い出について記しています。
母が持病がありながらも90歳を超えて生きられたのは、その旺盛な食欲にもあったと私は考えています。
とにかくウチで介護をしていた時期は、本当によく食べてくれたものでした。
昨日は、大根とさつま揚げの煮物を作ったことを記しました。
母は煮物が好きでしたので、もっといろいろな種類のもので作ってあげられたら良かった、という思いが今でもあります。
ただ、母はほとんど歯がなくなっていたので、食材には制限がありました。
どちらかといえば、堅いものというよりもグニャグニャして歯ごたえのないものが苦手なようでした。
ですから、ウチで母を介護していた当時は、少し気を遣いすぎていたかもしれません。
そんな中で、今さらながら作ってあげたかったと思っているものが、イカの煮物です。
歯がなかった母は、お寿司の中にイカの握りがあると必ずそれを残していました。
そういうことから私は、母に出す食事の中にイカを使うことは考えたこともありませんでした。
ただ、ある缶詰を知ってから、これなら母も食べられたかもしれないと考えるようになりました。
« 「何を食べているのか……」 | トップページ | イカの缶詰 »
コメント