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2024年7月15日 (月)

長い廊下とエレベーター

私の母は2018年7月4日にいわゆる『介護老人保健施設』に入所しました。

その施設で母は楽しく笑顔に溢れた日々を過ごしてくれましたが、それでも入所当初はいろいろとありました。

その一つが最初の1週間ほど、私が面会から帰る際に母が「今日もここに泊まるの?」と不安そうな表情で尋ねたことでした。

そして二つ目として、「イタリア人が来て、次にスペイン人が来た」と母が笑顔で言っていたことがありました。

これは初日の介護についての話でしたが、しばらくして私は母がイタリア人とスペイン人だと考えた人たちを見つけることができました。

どちらの人も普通に日本語を話していましたが、なぜか母の感性に感心してしまったことを覚えています。

そしてもう一つ私が『?』と思ったことは、母が言った「駅のホームから電車に乗った」と説明してくれたことについてでした。

これは入所後翌日くらいの時の話で、最初私は『夢の話かな?』と思いましたが、どうもリハビリに行った時のことのような気がしました。

というのも、このころはほぼ毎日のようにリハビリがあり、母も毎日のようにそういう話をしてくれたからです。

そんな日が続いて私が気付いたのは、母の居室が北側の端にあって、皆が集まる食堂まで長い真っ直ぐな廊下を移動していたことでした。

その長い廊下を『駅のホーム』、そしてその先のエレベーターが『電車』と、母は表現していたように解釈しました。

ただ、この母の表現は最初のころだけでしたが、屈託のない笑顔で一生懸命に話をしてくれて、私も嬉しかったことを良く覚えています。

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