「ベランダで花火を見た」
今年も本格的な暑さがやってきました。
そしてこの時期になると、各地で花火大会が催されます。
いま私が住んでいるところからは、打ち上がる花火をほとんど見ることができません。
ただ、母をウチで介護していた当時に住んでいた場所からは、ベランダに出れば見える花火大会がありました。
その頃の母は脚の具合があまり良くなく、室内でも伝い歩きをしているような状況でした。
そのために入浴も控えて、私が身体を清拭してあげていました。
ですから母は、段差のあるベランダに出たことはありませんでした。
ただ、肉眼で花火を見るのはこの時季しかないので、あるとき私は「ベランダから花火が見えるよ」と母を誘ってみました。
『足元が怖いということで母は断るかな』と私は勝手に思い込んでいました。
ところが、母は興味津々な様子でベランダの手前の窓辺まで歩いてきました。
私が母の手を取ってベランダに降ろしてあげると、しばらくの間母は花火を楽しんでいました。
母が施設に入ってからこの時のことを尋ねると、母は良く覚えていて「ベランダで花火を見た」と笑顔で振り返っていました。
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