« イタリア人が来た | トップページ | 夢の話? »

2024年7月12日 (金)

母のセンス

私の母は2018年7月4日にいわゆる『介護老人保健施設』に入所しました。

その施設で母は楽しく笑顔に溢れた日々を過ごしてくれましたが、それでも入所当初はいろいろとありました。

その一つが最初の1週間ほど、私が面会から帰る際に母が「今日もここに泊まるの?」と不安そうな表情で尋ねたことでした。

そしてもう一つ、この時期に特徴的なことがあり、それは母の話の中に理解しがたい表現が、時々出てきたことです。

入所して間もなくの頃は、毎日私が面会に行くと、母はその日に起きたことを一生懸命に話してくれました。

ただ、その話の中に『何について言っているのかな?』と思うこともありました。

例えば初日の話の中で「イタリア人が来て、次にスペイン人が来た」と母は笑顔で言いました。

どうもそれは初日に介護されたことについて話していて、イタリア人の介護者の後にスペイン人がお世話してくれたと言っていたのでした。

その時はまだ初日でしたので私も確信はありませんでしたが、施設の介護者に外国人は見かけなかったような気がしていました。

そしてその後しばらくしても、私は介護者の中にイタリア人やスペイン人を見つけることはできませんでした。

ただ、男性の介護者に中に短髪で細面の人がいて、その人は見ようによってはイタリア人ぽいかなとは思いました。

また確かにもう一人、彫りが深く体格の良い男性がスペイン人といえばいえなくもないように見え、母のセンスもなかなかだと感じました。

« イタリア人が来た | トップページ | 夢の話? »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« イタリア人が来た | トップページ | 夢の話? »

最近の写真