イタリア人が来た
私の母は2018年7月4日にいわゆる『介護老人保健施設』に入所しました。
その施設で母は楽しく笑顔に溢れた日々を過ごしてくれましたが、それでも入所当初はいろいろとありました。
その一つが最初の1週間ほど、私が面会から帰る際に母が「今日もここに泊まるの?」と不安そうな表情で尋ねたことでした。
そしてもう一つ、この時期に特徴的なことがあり、それは母の話の中に理解しがたい表現が、時々出てきたことです。
以前も記したように、母は施設の生活に満足していた様子で、私が面会に行くとその日に起きたことを一生懸命に話してくれました。
一つ一つしっかりと思い出そうとするような表情で、本当に楽しそうに熱のこもった話をしてくれました。
その母の姿は、施設に入所する前の母が脱水状態で入院していたことを思うと、私はとても嬉しく思いました。
ただ、その話の中に『何について言っているのかな?』と思うこともありました。
例えば初日の話の中で「イタリア人が来て、次にスペイン人が来た」と母は笑顔で言いました。
それを聞いて私は『いつの何についての話かな?』と、少し戸惑いました。
そんな思いを抱きながらしばらく母の話を聞いていると、どうも初日の介護について話しているようでした。
ただ、私も初日でしたので確信はありませんでしたが、介護者に外国人は見かけなかったような気がしていました。
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