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2024年4月30日 (火)

脳内を駆け巡る

昨日に続いて新聞の人生相談のコーナーに取り上げられた話に関連して、いろいろと考えてみます。

相談は50代の男性が3年半前に両親を短い間に続けて亡くして、未だにいろいろと後悔しているというものでした。

その回答は「このような思いは親を失った人なら誰でも持つものです」、「普通は時間がそれを解決してくれます」というものでした。

思いは人それぞれとはいえ、ほとんどの方はこの回答に同意するでしょう。

そして同意した上で、時間はなかなか解決してくれないと感じる人も多いのではないでしょうか。

私も母が亡くなって4年半ほど経ちますが、今でも時々後悔の念のようなものが頭に浮かぶことがあります。

そして、それはほとんどの場合、思いもよらないときにふと浮かんで来ることが多いような気がします。

また時間の経過とともに、その後悔の内容は変化するような気もします。

例えば母が亡くなって間もない頃のこと、『これで良かったのか?』という大きな疑問が時々頭をよぎりました。

もちろんこの疑問に答えてくれるべき人に質問することはできませんので、永遠に回答は得られません。

ですから、『ああすれば良かった』『こうすれば良かった』という後悔も、本当にそれが良かったかどうかは分かりません。

正解が謎のまま、後悔が永遠に脳内を駆け巡るという感じでしょうか。

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