一番大きな傷
このところリハビリを中心に考えることで、いろいろと思い出してきています。
母は90歳を過ぎて脚を骨折しましたが、リハビリの効果もあって元気を取り戻し、施設でも概ね楽しく余生を過ごすことができました。
それに対して父の晩年については今でも少し思うところがありますので、少しずつ振り返ってみています。
さて、父は84歳まで元気に畑仕事をしていて、2007年12月にその畑で怪我をしてしまいました。
着ていたシャツやズボンがビリビリに破れ、所々から出血しながらも父自身が車を運転して戻って来た姿を見て、私は驚きました。
そんな状況の中で、父は私に以前診てもらったことのある近所のクリニックに連れて行って欲しいと言いました。
確かその時は土曜日の午後だったため、院長が不在で1時間ほど待った後に処置をしていただき、そのまま入院することになりました。
入院中にもいろいろな出来事がありましたが、それはともかくとして退院後の父は片脚を少し引きずって歩くようになりました。
今ではそれが左右どちらの脚だったのか定かに覚えてはいません。
ただ、畑から戻って来た時に一番目立っていた傷の部分、それは膝のすぐ上の正面の太股の部分でした。
その時は衣服が破れ多数の傷が見えていましたが、その傷が最も大きかったように私には見えました。
そのため父をクリニックに連れて行くに当たって、その上の脚の付け根の部分をタオルで縛ったために良く覚えているわけです。
« 大怪我? | トップページ | リハビリをしていれば…… »
「介護・医療」カテゴリの記事
「父の思い出」カテゴリの記事
- 広島と長崎(2024.08.08)
- 後世に伝えるべきもの(2024.08.07)
- 戦争経験者たち(2024.08.06)
- 『戦場のメリークリスマス』(2024.08.05)
- 雨男と雨女(2024.05.14)
コメント