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2024年3月29日 (金)

桜を愛でる

このところ2018年3月23日に母が脚を怪我したことに関連して、その当時を思い出しながら振り返っています。

桜の花が満開になった2018年3月27日、私は怪我した脚を引きずっている母に「車で桜を見に行こうか?」と提案してみました。

この時母は既に90歳ということもあり、私の中には『母に見せてあげられる最後の桜かもしれない』という思いがありました。

それでも駐車場の手前には階段もあるので、脚を気にしている母は断るかと思いましたが、意外にも母は「行ってみたい」と前向きでした。

もしかすると母も同じように『最後の桜かもしれない』と思っていたのだろうかと前日の記事に書きました。

花見から帰宅後の母はやはり脚が痛かったのか、嬉しそうな表情などほとんど見られませんでしたので、この時の私の気持ちも複雑でした。

ただ母が亡くなって全てが終わった後、私は『この時に母を誘って良かった』と思っています。

というのは、この後すぐに母は骨折で入院をしてから、結局施設に入所することになります。

そして翌年の2019年の春、母は「今年のお花が見られるとは思わなかった」と言っていました。

この時は満開の時期には入院していて、何とか葉桜の頃に施設から外を眺めたことを報告してくれました。

それだけ2018年にはいろいなことがあり、おそらく母は心身共に苦しんだのでしょう。

ですから、この時期に桜を愛でるということは、母にとって大切なひとときだったのだろうと思います。

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