気を取り直して好循環
このところリハビリを中心に考えることで、いろいろと思い出してきています。
母は90歳を過ぎて脚を骨折しましたが、リハビリの効果もあって元気を取り戻し、施設でも概ね楽しく余生を過ごすことができました。
それに対して父の晩年については今でも多少後悔しているところがあったため、ここ数日にわたって振り返ってみました。
結局、父は畑で怪我をしてしばらく入院し、退院した時には片脚を引きずって歩くようになっていました。
それまでの父は町内会の役員として忙しく動いていましたが、怪我の後は家に引きこもりがちの生活になりました。
当然のことかもしれませんが、父も母も脚を怪我してからはその姿で人前に出ることを嫌っていた感じがしました。
ただ、そのような生活が続くと心身ともに調子が良くなくなります。
それでも母は気を取り直してからはリハビリに励み、歩行器を使えば歩けるところまで回復することできました。
すると心身の調子が好循環を取り戻して、母には笑顔が戻って施設での生活を楽しんでいました。
そういった経験から思うのは、父もリハビリに励んでいれば、ほぼ普通の歩き方に戻れたかもしれないということです。
父が脚の怪我をしたのは84歳の時で、その時まで体力的にはそれほど衰えを感じない元気な人でした。
少なくとも歩き方を気にして引きこもることがなければ、残りの人生をもっと明るく元気に過ごせたことは間違いないと思います。
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