習慣か楽しみか
2015年11月に母を介護するために休職をした私は、6ヶ月後に退職をして母が施設に入所するまで、2年半ほど家で母を介護しました。
介護といっても母の場合は、通院の付き添いや買い物など外出することが主で、家中では食事の管理くらいでした。
とはいえ、私が食事の支度に不慣れなこともあり、この時期の母と私はほとんど引きこもりのような生活をしていました。
その当時のことを振り返ってみると、母は毎食前にインシュリンの注射を打っていました。
とにかく血糖値を気にしていた母は、その時々で指定された量のインシュリンを打たなければならない、という考えだったようです。
特に体調に問題がなければ、起床時と就寝前に血糖値を測定していて、それ以外の時間には低血糖にならないことを用心していました。
そのため食事の時間はなるべく正確にしたかった様子で、私も1日3食の準備で頭を悩ませていたということでした。
そんな母との食事は朝はトーストなどのパン食で、夜は主に鍋だったように記憶しています。
そのようにメニューがある程度決まっていると、用意をする私の方も楽なので、それはほとんど習慣のようになっていました。
ただ、母が施設に入所してから「パンが食べたい」という言葉を、何度も聞くようになりました。
どうも母にとっての朝のパン食は、ただの習慣という以上の楽しみだったのかもしれません。
そんなことも考えながら、私は母が亡くなってからも、休日の朝食にはコーヒーを淹れてパンを食べることにしています。
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