90歳での手術
2018年4月に母は脚を骨折して入院し、手術を受することになりました。
その時母は既に90歳の上、腎臓病や糖尿病という持病があるので、手術が無事にできるかどうか私は不安に思いました。
ところが、思いのほか手術は簡単に終わりました。
後から考えると、おそらく高齢者が骨折をするのは珍しいことではないので、今ではありふれた手術なのかもしれません。
ただ、その後の母の回復具合は順調にはいかず、精神的に不安定な状況になっていきました。
この当時のことを後にリハビリの先生に尋ねたところ、やはり「やる気が見えなかった」と話していました。
母にとっても、骨折での入院から手術というショックな出来事が続いて、精神的に落ち込んでいたようでした。
私は、このままでは母の認知がおかしくなってしまうと考え、主治医に早めの退院をお願いしました。
結局それがまた逆効果で、母は退院して帰宅後に更に落ち込み、今度は食事を取らなくなってしまいました。
その結果、帰宅してから2週間ほどで脱水症状を起こして、再び同じ病院に入院しました。
母が骨折で入院したとき、私は90歳での手術は大変なことではないのかと、心配したものでした。
ただそれは知識がなかっただけで、実際は手術よりもその後のことを心配するべきだったと、今では考えています。
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