テーブル上のヤクルト
私は今でも仕事帰りにいわゆる『ヤクルトレディ』と呼ばれる方から、時々ヤクルトを買っています。
そういえば、母もまだ彼女らが『ヤクルトおばさん』といわれていた頃から、時々買っては飲んでいました。
ずっと専業主婦を務めていた母にとって、家を訪れてくれた人はよい話し相手になっていたように思います。
新聞配達のお兄さんやヤクルトを持ってきてくれたお姉さんと、いかにも親しそうに話していた母が今でも懐かしく偲ばれます。
そしてヤクルトといえば記憶に残っているのが、しばしばテーブルに一本だけ置かれていたのを見たことです。
それは、冷蔵庫から取り出した冷えたヤクルトを、母がわざわざ常温に戻すために置いていたのでした。
母は若い頃から持病の血圧や血糖値の他には、便秘や下痢など腸の状況を気にすることが多かったように思います。
また牛乳が苦手で、他の飲み物も冷たいものは避けていたようでした。
外出する際などには整腸剤も服用していた母は、ヤクルトも同様の効果を期待して飲んでいたものと思われます。
それでも、冷蔵庫に入っていたものをわざわざ常温に戻していたのを知ったときは、私も驚きました。
ただ、それだけ母が自身の健康を気遣っていたという証ではあります。
テーブルの上の一本のヤクルトを見て、そんな記憶が蘇りました。
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