「わー、冷たい」
地球温暖化といわれ始めてかなり経ちましたが、近年の日本の冬も比較的暖かいことが多いように思います。
ただ、今朝は今冬でも最も寒かったように感じられて、外出中はずっと手の指先が冷たくなっていました。
このような日に施設にいた母に面会に行った時、私が挨拶代わりに母の手に触れたことが何度かありました。
すると母は「わー、冷たい」と本当に驚いたような反応をよくしていました。
おそらく施設に入所後の母は、それほど冷たいものに触ったことはなかったでしょうから、それは大げさな反応ではなかったと思います。
施設は全体に空調が効いていて母も概ね快適に過ごしていましたが、「暑い」は時々言っても「寒い」はほとんど聞きませんでした。
ですから、一時期寒さでむくみが悪化した母にとって、施設での生活は心身ともにありがたいものだったでしょう。
逆に、ずっと施設内にいる母にとって、外の天気や暑さ寒さが分かりにくいという面があったようです。
母はラジオが好きでしたから、天気はほとんどしっかりと把握していましたが、風の強さや気温は分かりにくいわけです。
そのため、よく私に「外は暑いの?」とか「寒いの?」と尋ねることがありました。
その他に母がよく言っていたのが「お世話してくれる人の指が冷たい」とか「汗びっしょりでお世話してくれる」という言葉でした。
ずっと室内で介護されていた母も、職員さんとの触れ合いで外の陽気を感じていたのだと、改めて思い出しました。
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