頬の日焼け
昨日はこの季節としては珍しく、午後から初雪混じりの雷雨が降りました。
それでも今日は冬らしい雲一つない晴天で、朝から南向きの窓に日差しが降り注いでいます。
およそ10年前の2014年1月に、母はかかりつけのクリニックに持病が悪化したということで総合病院を紹介されました。
その当時は築50年近い一戸建てに住んでいましたが、隙間だらけのその家は冬の寒さが半端ではありませんでした。
そのため家の建て替えか引越しを考えていた私は、その前年の2013年から近所のマンションを借りていました。
それでもなかなか引越しをしたがらない母でしたが、とうとう寒さに耐えきれず病院を紹介されたタイミングで転居をすることになりました。
その転居先のマンションは窓が南向きで、それまでほとんど日が当たらなかった一軒家とは暖かさが段違いでした。
そのおかげか母の持病はいくらか持ち直し、新しい病院では月に一度の通院で様子をみるということになりました。
その報告をかかりつけのクリニックの先生に伝えたところ、少し驚いたような表情をしていたのが印象的でした。
母も、新しい病院に行く前は「人工透析をしてまで生きたくない」と心配そうでしたが、受診後は嬉しさと驚きが相半ばという感じでした。
そのマンションに引越し後の母は、南向きの窓辺で日光浴をしながら居眠りをするのが日課で、頬の左側はすっかり日焼けをしていました。
その日焼けも施設に入所後は徐々に消えましたが、私は今でも日差しの暖かさに感謝するとともに、気持ちよく居眠りする母を思い出します。
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