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2024年1月16日 (火)

夫が押す車椅子

私は母が施設に入所した2ヶ月後に、近所のマンションの清掃の仕事を始めました。

仕事を探し始めて間もなく、自宅の近くで午前中だけの仕事が見つかり、午後は母の面会に行くという生活が1年と少し続きました。

母が亡くなった後も仕事は続けていて、早いもので5年が経過して今では6年目に入っています。

そのマンションは元々、高齢の方が多いところでしたが、5年も経つといろいろなことがありました。

亡くなった方も私が知っているだけで、既に片手の指に余るくらいの数になりました。

また、最初の頃にはよくお会いしていて、最近顔を見かけないので心配な方もいます。

他には、以前は杖をついて歩いていた高齢の女性が、このごろはおそらく旦那さんに車椅子を押されて出かけているのを見かけたりします。

その様子を見て『杖から車椅子というのは母と同じだな』などと考えてしまいましたが、ご本人はやはり寂しいものだろうなと思います。

そして、二人が一緒の姿を見て『あの人達が夫婦だったのか』と分かったり、少しずつ職場の状況に慣れてきた自分がいます。

また、夫が妻の車椅子を押すというのはどちらかといえば少数派で、私はつい『大変だろうな』と余計な同情をしてしまいます。

それは、年配の男性は本格的な介護どころか、ちょっとした介助の経験もないことが多いと思われるからです。

いずれにしても、お二人にはなるべく元気で長生きをして欲しいとお祈りするばかりの今日この頃です。

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