鍋料理時代
2015年11月に母を介護するために休職をした私は、6ヶ月後に退職をして母が施設に入所するまで、2年半ほど家で母を介護しました。
介護といっても母の場合は、通院の付き添いや買い物など外出することが主で、家中では食事の管理くらいでした。
このところ、当時を含めて母の食事に関していろいろと思い出しながら、気付いたことなどを記しています。
今となっては昔のことを思い出しているうちに、介護時代以前のことも少しずつ蘇ってきました。
ここでの介護時代というのは母の年齢にして87~90歳の頃のことになります。
ただ、それ以前にも買い物や身の回りのことなどを私が母に代わって担当するようになっていました。
その中で買い物に関しては、80歳頃まで母は歩いて出かけていたように思います。
その後は私が自動車で母と一緒に行ったり、仕事帰りに買い物をして来るようになりました。
それでも調理は母が担当してくれましたが、その頃になるとほぼ毎日、鍋料理がウチの主役になりました。
鍋料理だと野菜がたくさん食べられて栄養的にも良いですし、材料もほぼ同じモノを買って帰れば良いという事情もありました。
夕方になると居間のテーブルに野菜を用意して、椅子に座ってテレビを見ながら包丁で切る母の姿が恒例になりました。
徐々に立って調理をするのが難しくなったからですが、時々包丁を握ったまま居眠りをしていた母の姿が懐かしく思い出されます。
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