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2023年12月13日 (水)

帰宅は厳しい

4年前の2019年12月13日は曇りで9℃の金曜日、母が最後の入院をして33日目、この日は午後7時頃に面会に行きました。

前日は母に声を掛けると、はっきりとは分かりませんでしたが、瞼や口が動いたような気がしました。

そして顔がスッキリした感じがしましたが、それはむくみが良化したというよりも、何故か短時間にかなり痩せたように見えました。

また、心電図の波形は更に悪化しているようで、こちらは不安が増大してきました。

そのため、この日も母の状況を心配しながら病室に入ると、仰向けの状態で口を開けて寝ていて大きく息を吸っていました。

舌を巻き込んでいるのか大きな音がしていましたが、表情に苦しさはなく顔を見ると瞼の中で目が動いているのが分かりました。

そして、口を開けているので気になったのが、前日同様に母の口の中が赤く見えたことでした。

そのため、私が様子を見ようと少し覗き込んでいたところ、ちょうど看護師さんが現れて説明をしてくれました。

「口が乾いていたので拭きながら汚れを取っていたところ、出血してしまいました」と言いながら、看護師さんは謝罪をしてくれました。

ついでに私が「母は今でも薬を飲むこともあるのですか?」と尋ねると、さすがに「それはありません」ということでした。

そして、看護師さんが「日中は大きな息はしていなかった」と言いながら、母の顔を少し下に向けると大きな音は収りました。

この日も腕はむくみで相変わらず太く、また心電図は細かい波が増えているような感じで、更に状況は厳しくなったように思いました。

前日までは、このまま安定した状態であれば帰宅も考えていましたが、『更に悪化しているようで難しくなった』と感じ始めた頃でした。

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