一年後の深刻さ
4年前の2019年12月14日は晴れで16℃の土曜日、母が最後の入院をして34日目、この日は午後7時頃に面会に行きました。
前日の母は口を開けて眠っていて、その口の中が赤くなっていた理由が看護師さんの説明で分かりました。
そして、ずっとベッドで寝ている母にも様々なお世話を続けてくれている看護師さんたちに、感謝の気持ちしかありませんでした。
また、母の顔がスッキリしてきた感じがしましたが、それはむくみが良化したというよりも、何故かかなり痩せたように見えました。
そして、心電図の波形はここ何日かで悪化が進んでいるようで、こちらは不安が増大してきました。
そのため、この日も母の状況を心配しながら病室に入ると、仰向けで首は右側を下にしてスヤスヤと良く眠っていました。
久しぶりに、母は私が一番お似合いだと思っている緑色の帽子を被っていました。
「息子さん来ましたよ」と声を掛けると、計器に表示された脈拍、血圧と呼吸の波が少し動いたように見えました。
身体の動きは全くないので実際のところは分かりませんが、私には声が母に聞こえているように思えました。
母の顔はますます小さくなったように感じられ、ふくよかだったその顔にもシワが目立つようになってきていました。
ただ、相変わらず腕や指がむくみで太くなったままで、心電図の波形の乱れ方も更に悪化が早くなっている気がしました。
母が心不全と診断されてからおよそ一年が経過して、いよいよ私にもその深刻さが分かってきました。
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