棺の大きさ
4年前の2019年12月25日は晴れで10℃の水曜日、この日は12月20日に亡くなった母の告別式の日でした。
告別式は12時からでしたが、親族は午前11時に葬儀場に行くことになっていました。
前夜はお通夜でそこそこ疲れた私はタクシーで行くつもりで、いよいよ出かける時間になって電話をするとタクシー不在の回答でした。
慌てて徒歩で葬儀場に向かって何とか間に合いましたが、考えてみるとこの日はクリスマスだったのでした。
忙しさに気を取られて全く知りませんでしたが、母のお通夜はクリスマスイブで告別式がクリスマスに当たっていました。
そしてこの日は母の棺に入れようと、二人で折った鶴を持てるだけ持って行きました。
以前に同所で行われた父の葬儀では、棺の中に空いたスペースがあったような気がしたので、母にはいっぱいにしてあげようと思いました。
式が進んで、いよいよ出棺の前に棺の中に思い出の品を入れる時間になりました。
まず花で母の体を囲んで、ぬいぐるみやタオルなどが入るとほとんどいっぱいに見えました。
その後に皆の手で折鶴を入れていきましたが、用意した分どころか少し入れただけで母の顔以外は埋まってしまいました。
『どうしてこんなに少ししか入らないのかな?』と疑問に思いましたが、結局父とは棺の大きさがかなり違っていたことに気付きました。
いずれにしても、全身を折鶴で覆われた母は幸せな旅立ちができたと、私は勝手に考えています。
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