居ても立っても居られない
4年前の2019年12月11日は曇りで17℃の水曜日、母が最後の入院をして31日目、この日は午後6時55分頃に面会に行きました。
前日は母に声を掛けると脈拍数が若干増えたくらいで、身体が動くような反応はありませんでした。
そのため、この日も母の状況を心配しながら病室に入ると、ほぼ仰向けの状態で顔の左側を下にして眠っていました。
改めて母を見てみると、この時は心なしか前日よりもむくみが少し良化しているような感じがしました。
そして母の耳元に声を掛けてみると、瞼を何回かパチパチと瞬きをするような動きがありました。
このところ反応がほとんど無いことが多かったので、私は『今でも覚醒していることもあるのか』と、驚きとともに嬉しく思いました。
それでも心電図を見ると、前日から再び気になっていた波形が更に悪化した感じで、こちらは本当に心配になってきました。
ところでこの日、自宅で母を介護していたときにお世話になっていたケアマネジャーさんに連絡をしてみました。
一つには9月に自宅に戻ることを相談したので、母の近況を報告しておく必要があると思ったからでした。
そしてもう一つは、寝たきりのまま母を自宅に連れて帰ることも可能かどうか、ということを確認したかったからです。
これについては訪問看護や訪問医療も可能だが、まずその前に主治医の許可が必要だという、当然と思える返事でした。
冷静に考えれば当たり前のことですが、この時の私は母の状況を見て『居ても立っても居られない』という心境だったのだと思っています。
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