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2023年12月 2日 (土)

広かった背中

4年前の2019年12月2日は雨で14℃の月曜日、母が最後の入院をして22日目、私は午後6時55分に母の病室に行きました。

11月24日の夕方から28日の早朝まで4日間、夜間母の付き添いをしていましたが、心配だったパニック障害の症状はほとんど治まりました。

そのため、28日以後は普通の面会時間に行くことにしていて、この日も午後7時少し前に行くことにしました。

前日の母は少し笑ったような表情もありましたが、ずっとベッドに寝ているので、時計代わりになる必要がなくなったこともありました。

ただ同時に、母の状態が良化することはほとんど考えられなくなり、病院の方に足が向きにくくなってきたことも事実でした。

この日も勇気を振り絞って病室に入ると、母は左側を下にして眠っていて、両方の瞼が結構腫れているように見えました。

前日までは点滴の量が減り、その分身体の水分も減ったためか、むくみが多少良化したような感じがしましたが、再び心配になってきました。

この日も「息子さん来ましたよ」と耳元で挨拶をすると、母の唇が動いて声にならない吐息で何かを言ってくれたのが分かりました。

同時に手が動いて、握っていた高橋由伸のタオルが揺れていたのでその手に触れると、明らかに前日よりもむくんでいました。

計器の数値は心電図こそ規則正しい感じでしたが、脈拍は90前後、血圧は215/100と表示されていました。

帰り際に母の背中に触れてみると、肩甲骨や背骨が目立っていて、筋肉はほとんど落ちてしまったような状態でした。

以前母の身体を拭いていた時に、身体の割に広いと思った背中が『こんなに小さくなったのか』と私は驚き、改めて寂しさを感じました。

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