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2023年12月 9日 (土)

反応は脈拍数だけ

4年前の2019年12月9日は曇りで11℃の月曜日、母が最後の入院をして29日目、この日は午後6時55分頃に面会に行きました。

前日は母に声を掛けると何度か瞼が瞬きのような動きをしたように見えました。

そしてグッスリ眠っているからか、計器の数値がとても安定していたので、『この状況も悪くないのかな』などと考えてしまいました。

この日も母の状況を心配しながら病室に入ると、顔は右を向いていましたが仰向けの状態で、鼻を鳴らして良く眠っていました。

改めて母の顔を見てみると、顎の下あたりにやはりむくみがあるように思いました。

また、外に出していた腕も前日までと同じような太さで、相変わらずいくらかむくんでいるようでした。

今回の入院は上半身のむくみがなかなか取れず、11月20日には主治医から「利尿剤が効かなくなった」と伝えられていました。

その際に人工透析を勧められたわけですが、私が即答を避けたために変わらず利尿剤の点滴を続けていました。

その後間もなく、母がパニック障害を発症したために状況がそのまま続けられているというのが現実でした。

そのため、むくみの良化はほとんど考えられないのはやむを得ないことでしたが、状態が安定していたので私はある程度満足していました。

この日も母の耳元に「息子さん来ましたよ」と声を掛ると、鎮静剤が効いたのか身体の動きは全くなかったように見えました。

それでも脈拍数がやや増えたのが分かりましたので、おそらく私の声が聞こえたのだろうと今でも勝手に思っています。

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