『大変なことになった』
4年前の2019年11月24日は雨のち曇りで20℃の日曜日、母が最後の入院をして14日目、午前10時40分ころ病室に面会に行きました。
このころ私は毎日、母の体調に不安を抱えながら入室していましたが、ここ3日ほど少し良化したように見え、ひたすら話をしてくれました。
ただ、話す内容は施設にいた頃のことや、自分が放って置かれたりいじめられるといった愚痴を、不機嫌そうに言うことがほとんどでした。
気になる身体の状況は平行線で、20日には主治医から「利尿剤が効かなくなった」との連絡が来て、人工透析の提案もありました。
その時は私が即答を避けたために利尿剤の増量で様子を見ることになり、この3日ほどはその影響で良化したような印象がありました。
そして、この日は日曜日なので午前中に病室に行ってみると、母はベッドに仰向けで熟睡していたので、その姿を撮影して一旦帰りました。
そして再びいつものように夕方に面会に行くと、最初母は静かに眠っていましたが目が覚めそうになったときに突然苦しがり始めました。
同時にベッド脇の計器のアラームが鳴り出して看護師さんたちが来ましたが、初めて見た私は『大変なことになった』と、まず思いました。
驚いた私は、今にも母の命に関わるのではないかと考えて、姉のところに連絡をしたりしていました。
その間、看護師さんたちは医師に連絡していましたが、今思うと少し前からそのような状況になっていたのだろうと思います。
苦しがっていた母に看護師さんは痰の吸引をしていて、母は違う意味で再び苦しがっていました。
その姿を見かねた私が看護師さんに相談すると、親族が付いて見守れば処置が変わるとのことで、突然私は母に付き添うことになりました。
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