« 時計代わりは必要ないかな | トップページ | 可愛い笑顔 »

2023年11月30日 (木)

最後に見た私の姿

4年前の2019年11月30日は晴れで12℃の土曜日、母が最後の入院をして20日目、私は午後6時40分に母の病室に行きました。

24日の夕方から28日の早朝まで、4日続けて夜間母の付き添いをしていましたが、心配だったパニック障害の症状はほとんど治まりました。

そのため、28日以後は普通の面会時間に行くことにしていて、この日も午後6時過ぎに行くことにしました。

この頃の母は既に食事を取ることもなく、ずっとベッドに横たわっていたので、時計代わりになる必要もないだろうという判断でした。

この日の母は右側を下にして寝ていて、やや腫れた瞼の状態は前日までと変わらないように見えました。

ベッドの周囲の計器を見ると、心電図はそれほど悪く無さそうでしたが、脈拍は75、血圧が210/90と表示されていました。

「息子さん来ましたよ」と声を掛けると、母が目を開けたので手に触れると「冷たい」と、元気なころと同じような反応をしてくれました。

カチカチに乾いた唇を拭いてあげると喜んでくれて、開けた目も見えているようでした。

珍しく瞼が両方開いたのは、むくみが多少良化したからかと思い腕に触れてみると、気のせいか少し細くなったようにも感じました。

ただ、点滴の量が減らされた様子もあって、むくみの良化はその影響のような気もしました。

会話の中で母は、朦朧とする意識の中でも「大丈夫」と笑い、私の「また明日来ます」という言葉に手を振るような仕草をしてくれました。

この日以降、私と一緒の時に母の瞼が開いたことは無かったので、もし目が見えていれば、母が最後に見た私の姿だったことになります。

« 時計代わりは必要ないかな | トップページ | 可愛い笑顔 »

介護・医療」カテゴリの記事

母の思い出」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 時計代わりは必要ないかな | トップページ | 可愛い笑顔 »

最近の写真