『このまま良化するのか?』
4年前の2019年11月22日は雨で7℃の金曜日、母が最後の入院をして12日目、午後4時ころ病室に面会に行きました。
このころ私は毎日、母の体調に不安を抱えながら入室していましたが、前日の母はとりとめの無い話をハイテンションで話していました。
ただ、身体の状況は平行線で、20日には主治医から「利尿剤が効かなくなった」との連絡が来ました。
その時には人工透析の提案もありましたが、私が即答を避けたために利尿剤の増量で様子を見ることになりました。
この日も恐る恐る病室に入ると母は前日と同様に元気があり、ベッドの背を立ててあぐらを掻くような格好で座っていました。
この日もまた、とりとめの無いことを話し始めましたが、やはりまだ施設にいるつもりのような感じがしました。
「誰も来ない」などと愚痴をこぼしていたので母の顔を改めて見ると、前日までよりも幾分スッキリしたように見えました。
そこで、ベッドの下の尿を溜めた袋を見ると、前日まではほとんど増えなかったのが、この日は明らかに増えていました。
主治医との話で「利尿剤を増やす」ということになったので、その効果が現れて、むくみが多少良化したのかもしれないと思いました。
そのためか、母の話を聞いて動きを見ていると、前日よりは目や耳の感度も良くなっているようでした。
また、心電図は力強く安定していて、酸素量も96ほどで、話をしていても問題なく『このまま良化するのか?』と期待したほどでした。
いずれにせよ、この薬が効かなくなれば打つ手がないという状況は変わりませんでしたが、少しの猶予が与えられたようで嬉しい一日でした。
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