「失敗だったの?」
4年前の2019年11月7日は22℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして102日目、午前11時ころ施設に行きました。
8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。
母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。
ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。
それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。
しかし10月も終わり頃になり、脚のむくみが少しずつ目立つようになってきて、私は『またそろそろ入院かな』と思い始めていました。
この日は母の一週前の診察の際に検査の数値に悪化が見られたので、主治医が指定した通院の日ということで、私は午前中に行きました。
母は食堂のいつもの位置で「タオル折りをして疲れた」と言ってから「今日もきれいな日の出を見た」と笑顔で教えてくれました。
一度病院に行って採血をしてから施設に戻ると、丁度昼食の時間で母の食事を見ると結構量も多く、母はそれらをしっかり完食していました。
「食べ過ぎた」と言う母を連れて病院に行くと、すぐに診察となり、様々な数値が一週間で明らかに悪くなっていました。
特に心不全の値が良くなく、私が「声の出し方も気になる」と言うと、主治医は「むくみが悪化するなら受診するように」との答えでした。
診察後、まだほとんど自覚症状が無い母もこれらのやり取りが気になったようで「失敗だったの?」と、私に不安そうな表情で尋ねました。
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