「痰の検査?」
4年前の2019年11月16日は晴れで17℃の土曜日、母が最後の入院をして6日目、午後4時ころ病室に面会に行きました。
入院して2日目には脚のむくみは無くなり、3日目には食事も出たようで、これまでの入院時と同様に順調に回復しているように見えました。
4日目には4人部屋に移っていましたが、私は心電図にイヤな波形を見つけて、少し不安に思い始めていました。
前日の5日目はほとんど寝ていたようで元気が無く、うつろな目で話をすると頻繁に酸素不足のアラームが鳴っていたのが気になりました。
この日は右側を下にして窓の方を向いて横になっていたので、そちら側に回って顔を見ると母はよく眠っていました。
これまでと違って鼻に酸素吸入のチューブが入っていませんでしたが、酸素不足のアラームは鳴っていませんでした。
私は一瞬、母の状態が良くなってチューブが外されたのかと喜びましたが、ただ単に鼻から外れていただけでした。
眠っている母の愛用のタオルが胸の上に置いてあったのでそれを交換しようと触れると、丁度その時に母は目を覚ましました。
母は「今日はいろいろと検査をした」と言い、特に「痰を取る時に喉の奥まで器具を入れられて死ぬ思いだった」と振り返っていました。
「痰の検査?」と私は少し不審に思いましたが、その後話をしていると、この日の母は確かに痰が絡みやすくなっているようでした。
心電図はこの日も時々小さな波が入りながらも安定していて、「お腹が空いた」という発言もあって前日よりは元気な感じがしました。
話をしているうちに声も出て来て、チューブが外れていても酸素不足のアラームが鳴らなかったので、少し回復傾向かと思いました。
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