『おとなのふりかけ』「最高だ」
4年前の2019年10月6日は曇りで20℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして70日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
実は8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、検査した結果、原因は塩分不足ではないかということになりました。
そのため、9月初旬ころから塩分を補うためにしばらくの間『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見ていました。
母はその『ふりかけご飯』をとても気に入ってくれて、食事の量も増えて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。
ただ、体調は良化したように見えるもののなかなか元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。
しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が続いていました。
この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが、直前まで施設が停電していてエアコンが消えていたため「暑い」と言っていました。
この停電は以前から予告されていましたが母は知らなかったようで、私に対して「無事に来てくれて良かった」と心配していた様子でした。
前日は病院で『塩分不足は問題なし』と診断された感想を尋ねると、母は言葉にはしませんでしたが、その表情は明るくなっていました。
私が「多分、ふりかけご飯の効果だね」と言うと、母は「おいしく食べているよ」と笑顔で答えてくれました。
「『おとなのふりかけ』だよ」という私の言葉に、母は「最高だ」と大きな声で笑っていました。
この日の母は、これまでの気分的に落ち込んだ感じは無くご機嫌で元気もあり、話をしていても本当に楽しそうでした。
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