最後の誕生日会
4年前の2019年10月22日は雨のち曇りで18℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして86日目、午後4時ころ面会に行きました。
8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。
母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。
ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。
それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。
この日の母は食堂のいつもの場所にいて、遠目から見てもいかにも元気そうな様子に見えました。
挨拶をすると「誕生日会があって、コーヒーを飲んでおいしかった」と、嬉しそうな笑顔で答えてくれました。
この日は珍しく9階の面会室で血圧を測ってみると161/64で脈拍が74と、血圧に問題は無く脈拍は相変わらず少し多い感じがしました。
その他には、全くなかった脚のむくみが数日前から始まったように感じられて、その点は注意しないといけないと思いました。
また、内出血しやすい母は腕に出血予防のシールを貼っていることが多いのですが、この日は全て剥がされてきれいな腕になっていました。
いつもの車椅子とベッドとの移動もスムーズで、この日の母は体調も問題なく精神面も安定して、穏やかな口調で笑顔が絶えませんでした。
最後に「コーヒーがおいしかった、10月生まれが二人いた」と、誕生日会を振り返っていましたが、結局これが母の最後の誕生日会でした。
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