「ウチに帰るのは少し怖いね」
4年前の2019年10月3日は晴れで29℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして67日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、病院で診察した結果、最大の原因は塩分不足ではないかということでした。
そのため、9月初旬ころから塩分を補うために『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見るということになりました。
その『ふりかけご飯』は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。
ただ、体調は良化したように見えるものの母に元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。
しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が目立っていました。
この日は母と話をする前に、数日前母が泣いてしまった日に夜勤をしていたという職員さんと話をする機会がありました。
夜勤の時の母はずっと明るかったそうですが、その後また落ち込んでいたという話を聞いたと言っていました。
母は泣いたことについて「いろいろ考えちゃった」と言ったそうで、他に「戦争のことを思い出す」などと不安を口にしているようでした。
どうも考え方が悪い方に傾いているようで、食事は半分は食べていますが便秘がちで、それもかなり心配している様子だということでした。
ただこの日はリハビリと入浴があった効果か、母は元気で小さな声ながらも口数も多く、時々夢の話も混ざりながら楽しく会話ができました。
そして「ウチに帰るのは少し怖いね」と微笑みながら言っていて、以前までの頑な拒否という感じではなくなっていました。
« 激しい感情の起伏 | トップページ | 精神的にはかなり安定 »
「介護・医療」カテゴリの記事
- 「目が見えない」(2024.10.19)
- 午前3時に「トイレに行きたい」(2024.10.18)
- 為す術もなく、ただ不安(2024.10.17)
- 体液が滲み出る(2024.10.16)
- ステロイドか?(2024.10.15)
「母の思い出」カテゴリの記事
- 「目が見えない」(2024.10.19)
- 午前3時に「トイレに行きたい」(2024.10.18)
- 為す術もなく、ただ不安(2024.10.17)
- 体液が滲み出る(2024.10.16)
- ステロイドか?(2024.10.15)
コメント