「お天気になって良かった」
4年前の2019年10月1日は晴れで30℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして65日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、病院で診察した結果、最大の原因は塩分不足ではないかということでした。
そのため、9月初旬ころから塩分を補うために『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見るということになりました。
その『ふりかけご飯』は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。
ただ、体調は良化したように見えるものの母に元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。
しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が目立っていました。
この日の母は食堂のいつもの場所にいて、その姿を一目見たときに私はいつもよりも元気が良さそうだと感じました。
母が挨拶代わりに「まだ4時?」「ここは寒い」と言うので、私は「温まりに行こう」と9階の面会室に連れて行きました。
母は前日ケアマネジャーが来たことをしっかり覚えているなど、このころとしてはかなり意識ははっきりしていました。
また、久しぶりに曾孫の動画を見せると、母は「動画はいいね」「面白いね」などと反応していて気分も悪く無さそうでした。
しばらく日光浴をしながら話をして温まったところで、母は外の景色を見ながら「お天気になって良かった」と微笑んでいました。
この日の母は相変わらず声は小さかったですが、口数が多く笑い声も良く出ていて、徐々に元気を取り戻して来たような感じがしました。
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