「今日の濃霧は凄かった」
4年前の2019年10月30日は晴れで23℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして94日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。
母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。
ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。
それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。
この日の母は食堂のいつもの場所にいて、私が挨拶をすると「暑い」と返してきたので、そのまま9階の面会室に連れて行きました。
「今朝起きたら霧が凄かった」と言い、続けて「初めてあんなのを見た」と、母らしい大げさな表現が久しぶりに出ました。
更に「真っ赤な太陽を見た」とも言っていて、時間の前後は分かりませんが、記憶がしっかりしていることはよく分かりました。
着替えの時に気付いたのが、一時期消えていた腕の内出血が再び現れていて、これを母はかなり気にしていました。
また、脚のむくみはそれほど変化は無いように見えましたが、母は「ふくらはぎの辺りがあまり良くない」と少し不調を訴えていました。
腿上げ20回や車椅子とベッドとの移動の際の動きも、以前よりは苦しい感じが出始めていて、こちらも少し気になりました。
それでも母の体調は良さそうで、嬉しそうな笑顔できれいな夕焼けを見ながら「それにしても、今日の濃霧は凄かった」と呟いていました。
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