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2023年10月

2023年10月31日 (火)

「心臓が大きくなっている」

4年前の2019年10月31日は晴れで23℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして95日目、午前10時に施設に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は通院の予定の日ということで午前中に行くと、母は食堂のいつもの場所にいておやつのお茶を飲んでいるところでした。

まず病院に行って採血とレントゲンを済ませ、一度施設に戻って再びお茶を飲んでしばらく話をしましたが、この日の母も元気でした。

血圧を測ってみると153/71で脈拍は62と低めで、午前中だからかこのころとしては珍しく良い数値が出ました。

診察室では、私が「精神的には落ち着いていますが、脚のむくみが2週間ほど前から気になってきました」と主治医に伝えました。

先生はレントゲンを見て「心臓が大きくなっている」と言い、更に「心不全の数値が上がっている」と続けて話してくれました。

その他についてはそれほど変化は無く、再び水分制限をすることと利尿剤を増やすということになりました。

結局、いよいよ心臓の状態が悪化してきた感じで、次の診察は一週後に決まりましたが、母自身は笑顔が出ていて体調も良さそうでした。

2023年10月30日 (月)

「今日の濃霧は凄かった」

4年前の2019年10月30日は晴れで23℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして94日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、私が挨拶をすると「暑い」と返してきたので、そのまま9階の面会室に連れて行きました。

「今朝起きたら霧が凄かった」と言い、続けて「初めてあんなのを見た」と、母らしい大げさな表現が久しぶりに出ました。

更に「真っ赤な太陽を見た」とも言っていて、時間の前後は分かりませんが、記憶がしっかりしていることはよく分かりました。

着替えの時に気付いたのが、一時期消えていた腕の内出血が再び現れていて、これを母はかなり気にしていました。

また、脚のむくみはそれほど変化は無いように見えましたが、母は「ふくらはぎの辺りがあまり良くない」と少し不調を訴えていました。

腿上げ20回や車椅子とベッドとの移動の際の動きも、以前よりは苦しい感じが出始めていて、こちらも少し気になりました。

それでも母の体調は良さそうで、嬉しそうな笑顔できれいな夕焼けを見ながら「それにしても、今日の濃霧は凄かった」と呟いていました。

2023年10月29日 (日)

「杖で歩いていたね」

4年前の2019年10月29日は雨で16℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして93日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、少し肌寒さを感じているようで、ちゃんちゃんこを着ていました。

母は「一日中どんよりしていて時間が分からない」と呟いていましたが、この日はリハビリがあって相変わらず体調は良さそうでした。

リハビリに行った時に、あんかのような温かいものを膝の上に乗せながら先生と話をして「楽しかった」と嬉しそうに笑っていました。

また、リハビリではいつものように窓から外を見たそうで「天気は良くなかったけど、無風だった」と振り返っていました。

外の世界に関心を持ち出した母に、10年ほど前に行った温泉旅行の写真を見せると「杖で歩いていたね」と、当時を思い出していました。

母の気持ちが積極的になってきたのは嬉しいことでしたが、脚のむくみが少しずつ目立ってきていたのが心配な点になってきました。

また、この日の血圧は178/80で脈拍は76、このところ血圧が高めで脈拍も多めなので、気のせいか顔も膨らんできたような感じがしました。

2023年10月28日 (土)

「『今日も行きたいな』と思った」

4年前の2019年10月28日は晴れで23℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして92日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、入浴をした後で暑いのか珍しくカーディガンを着ていませんでした。

この日は9階の面会室は会議で使用中とのことで、食堂から直接着替えのために部屋に行って話をすることにしました。

部屋からは好天のきれいな夕焼けが見えたので、そちらを見ながら話をしていると、母は「昨日の散歩は良かった」と笑顔で言いました。

帰って来た後も腰が痛むことは無く、それほど疲れも無かったそうで「また行きたい」と言ってくれました。

また、この日も外を見ると風も無く穏やかな天気だったので「『今日も行きたいな』と思った」と笑っていました。

そして、「ウチの中に車椅子は入るかな?」と帰宅した際の悩み事を呟いて、帰宅に対する気持ちも積極的になってきたようでした。

このように心身ともに元気が出て来た母でしたが、このところ脚のむくみが少しずつ目立ってきていたのが心配な点ではありました。

2023年10月27日 (金)

一年半ぶりの外出

4年前の2019年10月27日は曇りで23℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして91日目、午前10時25分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて少し前までタオル折りをしていたそうで、散歩に行く予定はすっかり忘れていたようでした。

実際のところ私は、この年の春頃から日光浴を兼ねて母を散歩に連れて行ってあげたいと思っていて、やっと念願が叶う日が来たわけです。

母にとっては、ほぼ一年半ぶりに外出をすることになり、多少気分的にソワソワしている感じがありました。

施設の外に出ると、ちょうど日が差してきて母は「まぶしい」と言いながら、手で額の辺りを押さえていました。

道路に出たところで散歩をしている小さな犬を見かけると、母は「カワイイ」と言いながら、思わず腕をその犬の方に伸ばしていました。

散歩中の母はずっと楽しそうで、施設に戻ってくると「風も無く穏やかで気持ち良かった」と嬉しそうな笑顔で振り返ってくれました。

部屋で着替えながら母は「腰が痛い」「疲れた」と呟いていましたが「皆も行けばいいのに」と笑っていて、満足してくれたようでした。

2023年10月26日 (木)

「明日は散歩しようか?」

4年前の2019年10月26日は晴れで25℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして90日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所で眠っていて、挨拶をすると「何も無いので眠ってしまった」と目を開けて「暑い」と零していました。

この日もいつものように9階の面会室で話をすることにしましたが、二日ぶりに会った母の右の瞼が少し膨れていたのが気になりました。

それでもこの日も元気にリハビリをした様子で「窓際で立って外を見る運動もした」と笑顔で振り返っていました。

また、このところリハビリルームのベランダを歩いてもらったりするそうで「気持ち良くて楽しい」と、外の空気に触れて幸せそうでした。

そんな母に対して、日曜日は午前中に面会に来れるので「明日は散歩しようか?」と誘うと、母ははっきりとした返事はしませんでした。

それでも満更でも無い様子で笑顔を見せてくれていて、母としては自力ではどうしようも無いので、遠慮もあったのだろうと思います。

この日も別れ際に西の空を見ると真っ赤な夕焼けが見えていて、母は歓声を上げて喜んでいました。

2023年10月25日 (水)

帰宅にも意欲的

4年前の2019年10月25日は雨で16℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして89日目、この日は面会には行きませんでした。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は前日の天気予報で『かなりの豪雨が降るかもしれない』と言われていたので、母には「来ないかもしれない」と伝えておきました。

実際、その予報通りに風雨が強くその上に肌寒いため、母に心配させてもいけないので施設に行かないことにしたわけです。

幸いこのころの母は、8月9月の頃とは違って心身ともに回復してきていたので、一日会わないこともそれほど苦にはなりませんでした。

特に精神的に穏やかになってきて、2018年7月の入所当初のような陽気さこそありませんでしたが、自然に笑顔が出るようになっていました。

それとともに、母に自宅に戻ることを提案した頃は自信が無さそうでしたが、このところ帰宅することにも興味が出て来た様子でした。

リハビリに行った際にベランダを散歩してもらったり、自宅近くのスーパーに行くことを楽しみにしているようなことも話してくれました。

結局、この後3回ほど母を散歩に連れて行くことができましたが、自宅に戻ることができなかったのは少し残念な気もします。

2023年10月24日 (火)

「腕をまくって皆に見せている」

4年前の2019年10月24日は曇りで20℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして88日目、午後4時ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は母が食堂のいつもの場所にいることを確認してから、職員さんに母の肌のケアのための新しいワセリンを渡しました。

内出血しやすい母の腕には赤黒い痣があることが多いのですが、二日ほど前から珍しく痣が無いきれいな状態になっていました。

母はそのきれいになった腕が相当に嬉しいようで「腕をまくって皆に見せている」と言いながら笑っていました。

特にこの日は入浴後に「乳液を塗ってもらってきれいになった」ということで、腕をさすりながら満面の笑顔で自慢していました。

また、「今日はお風呂で待たされた」と言いながら、お風呂場での出来事について楽しそうに教えてくれました。

この日の母も体調は良さそうで、穏やかながらも口数は多く積極的にたくさんの話をしてくれました。

ただ一つだけ、数日前から気になってきていた脚のむくみが、少しずつはっきりしてきたのが心配ではありました。

2023年10月23日 (月)

リハビリで散歩

4年前の2019年10月23日は晴れで24℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして87日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は母が食堂のいつもの場所にいることを確認してから、職員さんに外出する際の注意事項などの話を聞きました。

この年の春頃から散歩に連れて行くことを考えていましたが、母が入院したり暑くなったりで、なかなか実行できずにいました。

いよいよ母が元気になってきたので寒くならないうちにと思い、提案してみると母もかなり乗り気な様子でした。

この日のリハビリは「天気が良いのでリハビリルームのベランダに出て、その周囲を歩いてもらった」と母は嬉しそうに話してくれました。

おそらく母にとっては久しぶりの日光浴で「風が少しあったかな、気持ち良かった」と、満面の笑顔で言っていました。

この日の母の様子は体調が良いからか、ここ数日同様に静かで穏やかな口調ながら元気な声で、ただ脚のむくみが少し心配な程度でした。

最後には「今朝はきれいな朝日を見られて良かった」と、微笑を浮かべながらしみじみと話していました。

2023年10月22日 (日)

最後の誕生日会

4年前の2019年10月22日は雨のち曇りで18℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして86日目、午後4時ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、遠目から見てもいかにも元気そうな様子に見えました。

挨拶をすると「誕生日会があって、コーヒーを飲んでおいしかった」と、嬉しそうな笑顔で答えてくれました。

この日は珍しく9階の面会室で血圧を測ってみると161/64で脈拍が74と、血圧に問題は無く脈拍は相変わらず少し多い感じがしました。

その他には、全くなかった脚のむくみが数日前から始まったように感じられて、その点は注意しないといけないと思いました。

また、内出血しやすい母は腕に出血予防のシールを貼っていることが多いのですが、この日は全て剥がされてきれいな腕になっていました。

いつもの車椅子とベッドとの移動もスムーズで、この日の母は体調も問題なく精神面も安定して、穏やかな口調で笑顔が絶えませんでした。

最後に「コーヒーがおいしかった、10月生まれが二人いた」と、誕生日会を振り返っていましたが、結局これが母の最後の誕生日会でした。

2023年10月21日 (土)

血圧測定も問題なし

4年前の2019年10月21日は曇りで22℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして85日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母の口数も増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて挨拶をすると「少し前にお風呂に入った」と答えてくれました。

この日は曇り空で見晴らしは期待できませんでしたが9階の面会室に行き、先日の曾孫たちとの写真を見せてあげました。

A4サイズの紙にプリントした写真を見せると、母は「大きいといいね」と嬉しそうに笑顔で言っていました。

他に姪が送ってくれた曾孫の新しい動画を見て、こちらはより一層喜んでくれました。

入浴後間も無いからか肌つやも良く見え「お風呂でお湯をかけてもらって気持ち良かった」と、満面の笑顔で振り返っていました。

また、珍しく施設での入浴の仕方を教えてくれるなど積極的に話をしてくれて、元気さが戻ってきていました。

血圧は146/67、脈拍が72で「朝の血圧測定も何も言われず問題なかった」と、母は体調の良さをアピールしているように言いました。

2023年10月20日 (金)

毎日が楽しそう

4年前の2019年10月20日は曇りで23℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして84日目、午後3時30分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

前日は姪と曾孫たちが遊びに来てくれて、母もたくさん食べたり話をしたりと元気に過ごしていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて体調も良さそうで、話しかけると「昨日の疲れはほとんど無い」と笑顔で答えてくれました。

そして「大根の煮物や海苔巻きなどを食べられて良かった」と、本当に嬉しそうな表情をしていました。

また、曾孫が誕生日のプレゼントとして贈った鉄道模型を気に入ってくれて、なおかつそれで一緒に遊べたことを喜んでいました。

この日は日曜日なので一日まったりと過ごしたようでしたが「今朝、爪を切ってもらった」と、こちらも嬉しそうに笑っていました。

着替えの際の車椅子とベッドとの移動もスムーズで、腿上げ20回は「15~16回くらいでしんどい」と言いながらも良く上がっていました。

このころの母は鬱状態のような前月までとは変わって笑顔が良く出て、体力的にも回復してきて毎日を楽しんでいるように見えました。

2023年10月19日 (木)

曾孫と遊ぶ

4年前の2019年10月19日は雨のち曇りで23℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして83日目、午後1時ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は姪と曾孫たちが遊びに来てくれて、母と一緒にお昼を食べるということになっていました。

そのため私もその時間に合わせて施設に行くことにして、直接皆のいる9階の面会室に向かいました。

私が面会室に到着した時には既に昼食は終わり、広い床には鉄道模型のレールが敷かれていて、曾孫の手には電車の模型が握られていました。

この鉄道模型は、誕生日のプレゼントとして母の名義で私が選んで贈ったもので、とても気に入ってくれたことがよく分かりました。

そして、この日の予定が決まった時から会えるのを楽しみにしていた母は、満面の笑顔で曾孫と遊んだり話をしたりしていました。

残念ながら、母が曾孫と会えたのはこの日が最後になってしまいましたが、本当に楽しそうな表情を見ることができました。

振り返って考えると、母の体調が戻って元気な時に一緒に過ごすことができたのは良かったな、と心から思います。

2019年10月19日

2023年10月18日 (水)

「明日のお昼は楽しみだね」

4年前の2019年10月18日は曇りで20℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして82日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが、左目の上に内出血しているのを指摘すると、母は「よく分からない」と言っていました。

その後は9階の面会室に行き、翌日来る予定の曾孫たちと何を食べたいか尋ねると、母はしばらくの間いろいろと考えていました。

結局「おでんのような煮物がいいかな」と言い、さらに「大根やはんぺんなどが入っているとなおいいね」と微笑んでいました。

母はこの日も良く話して元気でしたが、前日にやった習字を「今日書いた」と勘違いしていて、時間の認知が今ひとつという感じでした。

体力的には、車椅子とベッドとの移動はスムーズにできて、腿上げ20回もいつものように良く上がっていました。

ただ、前日気になった脚のむくみがこの日も同様にあり、他にはこのころ脈拍が70~80台と若干多くなっていたのが少し心配でした。

それでも精神面は穏やかで「明日のお昼は楽しみだね」と、母は笑顔で言っていました。

2023年10月17日 (火)

最後の作品『光』

4年前の2019年10月17日は曇りのち雨で20℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして81日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが、おそらく入浴後に着替えた襟なしの服だったので少し寒そうに見えました。

母に聞くと、やはりお風呂に入ったそうでしたが、「寒くは無い」と元気な様子で、いつものように9階の面会室に行くことにしました。

9階では窓際で塗り絵をしている人たちがいて、それを見ていると職員さんがこの日に母が書いたという習字の作品を見せてくれました。

結果的にこれが母の最後の作品になりましたが、久しぶりの割には『光』と上手に書けていて、「展示会で凧になる」と説明がありました。

この日の母は元気な声で積極的に話をしてくれて「クリームシチューのような美味しいものが出た」と喜んでいました。

口数も多く「お風呂が気持ち良かった」「ご飯もおいしい」と笑顔で言い、腿上げ20回も相変わらず好調で、体調も良さそうでした。

ただ一つ気になったことがあり、脚を見た時に少し太くなってきたように見え『今後はむくみにも気をつけないといけないな』と思いました。

2023年10月16日 (月)

戻って来た気持ちの余裕

4年前の2019年10月16日は曇りで18℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして80日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、トイレから戻ったところだったのか、盛んに紙で手を拭っていました。

話しかけると少し掠れた声で「今朝は少し寒かったけど、大丈夫だった」と答えてくれました。

前夜はラジオで懐メロを聴いたと言って「曲名までは覚えていない」ということでしたが、一時期と違いラジオを聴く意欲は戻っていました。

この日もベッドと車椅子の移動はスムーズで、立つ姿勢もできていましたが、母は「一歩目が出ないね」と歩くのは怖い様子でした。

そしていつもの腿上げ20回は良く上がり、体力にも徐々に自信が出て来たようで、余裕のある表情からも体調の良さが分かりました。

ただ、このころの気になる点といえば、時々不安を口にすることと周囲を気にする様子が見かけられることでした。

それでもこの日の最後に西の空にきれいな夕焼けが現れると、母は気持ちの良さそうな微笑を浮かべてずっとそちらを見つめていました。

2023年10月15日 (日)

「横棒を掴んで外を見た」

4年前の2019年10月15日は曇りで22℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして79日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが、昼寝から覚めて間がないのか少し認知が怪しい様子でした。

話しかけると「よくわからない」と答えたり、「お風呂に入った」と言っていましたが、入浴は前日のことだったはずでした。

それでも「リハビリに行って調子が良かった」と嬉しそうに言い「腿上げ20回できた」と自賛していました。

リハビリでは立ち上がる運動も毎回やっていて、この日は「横棒を掴んで外を見た」と笑顔で教えてくれました。

ただ、このころは食事を残すともっと食べるように言われるので、それをここ数日母はとても気にしている様子でした。

また、食堂での場所取りで喧嘩をする人がいるとのことで、そのことも気になっている感じがしました。

むくみが無いので体調の良さは母も自覚しているようでしたが、精神的には周囲のことで少しイライラしているように思いました。

2023年10月14日 (土)

「怖い」「ドキドキする」

4年前の2019年10月14日は曇り時々雨で21℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして78日目、午後3時55分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが、珍しくカーディガンを着ていないので尋ねると、母は「寒くないよ」と微笑んでいました。

おそらく入浴の際に着替えたと思われますが、この日の母はやや認知が怪しいのか「お風呂はこれから」などと言っていました。

そして、このころは体調が回復してきていた母でしたが、この日は時々鼻水をすするなど、少し風邪気味なのかなと感じました。

また、何かにつけて「怖い」という言葉を口にしていて、私は『また精神的に弱気になってきたのかな?』と心配になりました。

前日「たくさん食べるように」と言われたことを気にしていましたが、この日もそれを口にしていたので原因の一つだったかと思います。

同時に気になったのは、血圧を測定したところ135/65で脈拍が81あり、初めて母から「ドキドキする」という言葉を聞いたことでした。

今から思うと、この日の「怖い」や「ドキドキする」と言っていたのは、母の死因になった心臓の症状が現れたものだったのかもしれません。

2023年10月13日 (金)

新たな悩みは「食べる量」

4年前の2019年10月13日は晴れで29℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして77日目、午後3時15分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、おやつが終わったところのようで、お茶を飲んでいました。

前日は台風の接近で面会には来ませんでしたが、風雨が強くなったのが夜になってからだったので、母はほとんど分からなかった様子でした。

前日の夜はずっとラジオを聴いていたようで、おそらくほとんどが台風情報でしょうが、母は「ずっと話をしていた」と言っていました。

また、この日は台風一過ということで、9階の面会室に行くと良く晴れていて、遠くに富士山の上部のシルエットが見えていました。

二日ぶりの母は相変わらず腿上げ20回が良く上がり、車椅子とベッドとの移動もスムーズで、体力的には問題ありませんでした。

そして曾孫の動画を見て大喜びして、ウチの近所のスーパーの駐車場の写真に「懐かしい」と言うなど、精神的にも安定していました。

ただ、食事制限が無くなったことで「食べる量が少ない」と誰かに言われたようで、その点が新たな悩みになっている感じがしました。

2023年10月12日 (木)

台風19号接近

4年前の2019年10月12日は台風19号接近で雨の土曜日、母が施設に4回目の入所をして76日目、この日は面会には行きませんでした。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は台風が接近するという予報が出ていて、前日母に「明日は来ないで」と念を押されたこともあり、施設に行かないことにしました。

10月になって母の精神状態が良化していたので、一日会わずにいてもそれほど心配することはありませんでした。

母が最初に施設に入所した2018年7月頃の母の状態は、生涯一番元気で陽気なのではないかというほど笑顔に満ちあふれていました。

それが一年後の2019年の8月から9月にかけて、体調不良と精神的な不安定さで、笑顔のない鬱状態のような表情をしていました。

ところが10月に入って、まず体調が良くなってから精神的にも落ち着いてきて、笑顔も少しずつ出てくるようになりました。

2018年7月の母は、とにかく子供のように活発で何をしても楽しそうに、屈託のない笑顔で私にあらゆる話をしてくれたのが印象的でした。

それに比較して2019年10月の母は、体力的な衰えもあってか、落ち着いた表情に微笑を湛えながら静かに話をするという感じでした。

2023年10月11日 (水)

「明日は来ないで」念を押す

4年前の2019年10月11日は曇りで25℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして75日目、午後3時30分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は台風が接近するというので出かけられるうちに早めに行くと、母が食堂のいつもの場所にいたので声を掛けました。

すると母が「何ですか?」というので、私が「来ました」と答えると、母は「来ちゃいけないって言ったでしょ」と返してきました。

確かに前日、母は「台風が来そうだから二日間は来なくていいよ」と言っていて、その会話を良く覚えていたようでした。

ただ、二日間行かないと着替えが心配なので「肌着の交換が目的で来た」と私が説明すると、母は「そうですか」と微笑んでくれました。

10月に入ってからの母はすっかり元気になって、この日も気持ちが落ち着いていて、声は抑え気味ながらもしっかりと話をしてくれました。

体力面もすっかり回復して、車椅子とベッドとの移動は「軽いよ」と言いながら、母がほとんど一人でできるようになりました。

そして「まさかと思ったけど来てくれて良かった」と喜んでくれましたが、最後には「明日は来ないで」と母に念を押されました。

2023年10月10日 (火)

「襟足を見たい」

4年前の2019年10月10日は曇りで26℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして74日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査して塩分不足が指摘されたため、『ふりかけご飯』を食べ始めることになりました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入って食事の量も増え、9月下旬には体調の良化が感じられるようになりました。

ただ、体調の良化に精神的な状態が追いつかず、気持ちの落ち込みはなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的にも落ち着いてきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきていました。

この日は母が食堂のいつもの場所にいなかったので探してみると、奥の南側の部屋にいて「鏡を探している」と言いました。

事情を聞いてみると、いつも昼寝をしている時間に美容師さんが来てくれて、髪を切ってもらったということでした。

そのため「襟足を見たい」と言うので、とりあえず部屋に行って着替えをしながら見せてあげることにしました。

ここ数日母は元気を取り戻し、この日は朝から入浴をして便通もあったそうで、体調の良さも加わっていつも以上にご機嫌でした。

着替えが終わって、母の要望通り後頭部を撮影して見せてあげると、母は無言でしたが満足そうな笑顔を見せてくれました。

恒例の腿上げ20回も良く上がり、ベッドと車椅子の移動もスムーズで、リハビリが少ない中で体力も回復してきたようでした。

「あー、良かったわ」何故か前日から良く口にするようになったこの言葉を、母はこの日も笑顔で繰り返し言っていました。

2023年10月 9日 (月)

「みなさん元気で良かった」

4年前の2019年10月9日は晴れで25℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして73日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査の結果、原因として塩分不足が指摘されました。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うためにしばらくの間『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見ていました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入ってくれて、食事の量も増えて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるものの気分的に落ち込んだ様子はなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的な落ち着きが出てきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが、職員さんが「今日も下剤を飲んだ」と言っていて、その結果出たようでした。

晴天で西日が入るので食堂のカーテンは閉められていましたが、9階の面会室に行くと部屋の半ばまで眩しい日差しが差し込んでいました。

日差しの中で話をすると、この日は特に行事も無くタオル折りなどをして、一日まったりと過ごしていたとのことでした。

昼食には母があまり得意では無いソバが出たそうで、温かい汁の短いソバを「かなり残してもったいなかった」と、母は苦笑していました。

この日は会話中に「みなさん元気で良かった」と何回となく繰り返し笑顔で言っていて、その声にはいつも以上に元気がありました。

体力的には腿上げ20回も良く上がり、ベッドと車椅子の移動は自ら立ち上がって、ほとんど介助無く一人でできるくらい回復していました。

2023年10月 8日 (日)

「スーパーに行ってみたい」

4年前の2019年10月8日は曇りで27℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして72日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母が体調不良の日が多く、検査の結果、原因として塩分不足が指摘されました。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うためにしばらくの間『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見ていました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入ってくれて、食事の量も増えて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるものの気分的に落ち込んだ様子はなかなか改善されずにいました。

それが10月に入ると精神的な落ち着きが出てきて、母は小さい声ながらも口数が増えて、普通に笑顔が出るようになってきました。

この日は母が食堂のいつもの場所にいなかったので職員さんに尋ねると、部屋で休んでいることを教えてくれました。

『また調子が悪いのかな』と心配しましたが、部屋に行くと母はベッドに横になってラジオを聴こうとしていました。

母に聞くと、おやつの後に周囲をうるさく感じたので部屋に連れてきてもらって、ラジオを聴きながら休もうとしていたようでした。

リハビリも無く退屈だったようで、この日はこのままベッドに座って着替えをしましたが、脚のむくみは無く体調は良さそうでした。

その後、曾孫の動画を見て嬉しそうな歓声を上げるなど、精神的にも落ち着いていて会話も穏やかに楽しむことができました。

最後に「近所のスーパーにも行ってみたいね」と私が言うと、母は「そうだね」と答え、少しは帰宅にも関心が出て来たように感じました。

2023年10月 7日 (土)

「ご飯がおいしくて良く眠れた」

4年前の2019年10月7日は曇りで24℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして71日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

実は8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、検査した結果、原因は塩分不足ではないかということになりました。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うためにしばらくの間『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見ていました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入ってくれて、食事の量も増えて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるもののなかなか元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。

しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が続いていました。

この日の母は食堂のいつもの場所でしっかり起きていて、見た目の表情も明るく意識もはっきりしているようでした。

恒例の9階の面会室に連れて行くと、母は「朝も来て富士山を見た」と、午前中に入浴に来たことを教えてくれました。

「朝からお風呂が気持ち良かった」と笑顔で言い、また食事の制限が無くなったことで「ご飯がおいしい」と喜んでいました。

前々日の診察の結果が良く、食事制限が無くなったことで気持ちに余裕ができたそうで「ご飯がおいしくて良く眠れた」と強調していました。

この日も母の声は小さめでしたが、だいぶ体力は回復してきたようで、車椅子とベッドとの移動はほとんど一人でできるようになりました。

そして腿上げ20回も良く上がり、母は「リハビリの先生に『息子と一緒にやっています』と話したよ」と、嬉しそうな笑顔で言いました。

2023年10月 6日 (金)

『おとなのふりかけ』「最高だ」

4年前の2019年10月6日は曇りで20℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして70日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

実は8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、検査した結果、原因は塩分不足ではないかということになりました。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うためにしばらくの間『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見ていました。

母はその『ふりかけご飯』をとても気に入ってくれて、食事の量も増えて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるもののなかなか元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。

しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が続いていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが、直前まで施設が停電していてエアコンが消えていたため「暑い」と言っていました。

この停電は以前から予告されていましたが母は知らなかったようで、私に対して「無事に来てくれて良かった」と心配していた様子でした。

前日は病院で『塩分不足は問題なし』と診断された感想を尋ねると、母は言葉にはしませんでしたが、その表情は明るくなっていました。

私が「多分、ふりかけご飯の効果だね」と言うと、母は「おいしく食べているよ」と笑顔で答えてくれました。

「『おとなのふりかけ』だよ」という私の言葉に、母は「最高だ」と大きな声で笑っていました。

この日の母は、これまでの気分的に落ち込んだ感じは無くご機嫌で元気もあり、話をしていても本当に楽しそうでした。

2023年10月 5日 (木)

嬉しい診断

4年前の2019年10月5日は晴れで31℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして69日目、午後3時ころ施設に行きました。

実は8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、病院で診察した結果、最大の原因は塩分不足ではないかということでした。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うために『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見るということになりました。

その『ふりかけご飯』は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるものの母に元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。

しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が続いていました。

この日は病院での診察があるので早めに行くと母は食堂のいつもの場所にいて、おやつを前にして食べずにじっとしていました。

起きたばかりのような表情だったので少し心配しましたが、トイレに行って便通もあったそうで「ホッとした」と母は微笑んでいました。

病院での診察では腎臓の値が悪化して先生は「水分不足」と言っていましたが、ナトリウムや貧血の値は回復していました。

確かにここ数日は認知も良化していて気分的にも安定し始めた感じで、この日の母は機嫌も良く待ち時間には鼻歌も出ていました。

先生も「むくみも目立たず全体的に良好」との診断で「食事も水分も制限なしでいいでしょう」と、母にとっては嬉しい結果になりました。

9月は鬱状態でずっと塞ぎ込んでいたような母でしたが、10月に入って元気が出て来て、この日はすっかり明るくご機嫌になっていました。

2023年10月 4日 (水)

精神的にはかなり安定

4年前の2019年10月4日は雨のち晴れで30℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして68日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、病院で診察した結果、最大の原因は塩分不足ではないかということでした。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うために『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見るということになりました。

その『ふりかけご飯』は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるものの母に元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。

しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が目立っていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、私が「9階へ行こうか」と声を掛けると「もう行った」と答えました。

この日は入浴が無いので他に用事が無ければ9階に行くことも無いはずでしたが、特に確認しなかったため言葉の真偽は今でも分かりません。

ただ、母の耳にはラジオのイヤホンが入っていて、気落ちしてからラジオを聞かなくなっていた母が少し元気になったように感じました。

「あそこで聞こえるの?」と、食堂は電波が悪そうなので尋ねると、母は「雑音は入るけど、歌を聴いていた」と笑顔で言っていました。

この日も母の声は小さく元気が無い感じでしたが、話し方は穏やかで落ち着いていて、精神的にはかなり安定してきた様子でした。

そんな母の顔を改めて見ると、この1~2ヶ月の体調不良や栄養不足で『小さくなってシワが増えたな』と残念ながら思ってしまいました。

2023年10月 3日 (火)

「ウチに帰るのは少し怖いね」

4年前の2019年10月3日は晴れで29℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして67日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、病院で診察した結果、最大の原因は塩分不足ではないかということでした。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うために『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見るということになりました。

その『ふりかけご飯』は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるものの母に元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。

しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が目立っていました。

この日は母と話をする前に、数日前母が泣いてしまった日に夜勤をしていたという職員さんと話をする機会がありました。

夜勤の時の母はずっと明るかったそうですが、その後また落ち込んでいたという話を聞いたと言っていました。

母は泣いたことについて「いろいろ考えちゃった」と言ったそうで、他に「戦争のことを思い出す」などと不安を口にしているようでした。

どうも考え方が悪い方に傾いているようで、食事は半分は食べていますが便秘がちで、それもかなり心配している様子だということでした。

ただこの日はリハビリと入浴があった効果か、母は元気で小さな声ながらも口数も多く、時々夢の話も混ざりながら楽しく会話ができました。

そして「ウチに帰るのは少し怖いね」と微笑みながら言っていて、以前までの頑な拒否という感じではなくなっていました。

2023年10月 2日 (月)

激しい感情の起伏

4年前の2019年10月2日は晴れで30℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして66日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、病院で診察した結果、最大の原因は塩分不足ではないかということでした。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うために『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見るということになりました。

その『ふりかけご飯』は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるものの母に元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。

しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が目立っていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいましたが「おやつの途中でリハビリに行った」と言い、手元にはおやつとお茶が残っていました。

それらを持っていつものように9階の面会室に行くと、西日が凄く暑いくらいでしたが、背中に日を受けながら話をすることにしました。

この日もまず曾孫の動画を見せると、母は始まった途端にタブレットの画面を触りながら、声を出してはしゃぎ始めました。

曾孫が画面に映っている間、母はずっと画面に触れながら歓声を上げていたので、私は母が気分的にも回復したのかと思いました。

ただ相変わらず声は小さく、弱気なことを言ったり突然涙ぐんだりして、どちらかというと感情の起伏が激しい感じがしました。

一時期のように鬱状態ばかりではなく笑顔も出るようになって来ましたが、母自身も感情のコントロールが難しそうな状態でした。

2023年10月 1日 (日)

「お天気になって良かった」

4年前の2019年10月1日は晴れで30℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして65日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

8月中旬ころから母の体調不良の日が多く、病院で診察した結果、最大の原因は塩分不足ではないかということでした。

そのため、9月初旬ころから塩分を補うために『ふりかけご飯』を食べることにして、様子を見るということになりました。

その『ふりかけご飯』は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて9月下旬には体調の良化が感じられるようになってきていました。

ただ、体調は良化したように見えるものの母に元気が出ないので、私は環境を変える意味でも帰宅することを母に提案していました。

しかしながら、気持ちが落ち込んでいる母にとっては環境が変わることも不安なのか、帰宅にはあまり乗り気でない言動が目立っていました。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、その姿を一目見たときに私はいつもよりも元気が良さそうだと感じました。

母が挨拶代わりに「まだ4時?」「ここは寒い」と言うので、私は「温まりに行こう」と9階の面会室に連れて行きました。

母は前日ケアマネジャーが来たことをしっかり覚えているなど、このころとしてはかなり意識ははっきりしていました。

また、久しぶりに曾孫の動画を見せると、母は「動画はいいね」「面白いね」などと反応していて気分も悪く無さそうでした。

しばらく日光浴をしながら話をして温まったところで、母は外の景色を見ながら「お天気になって良かった」と微笑んでいました。

この日の母は相変わらず声は小さかったですが、口数が多く笑い声も良く出ていて、徐々に元気を取り戻して来たような感じがしました。

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