背中を掻いた跡
4年前の2019年9月18日は雨で24℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして52日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
このころは母の体調が良くない日が多く、病院での診察の結果、最大の原因が塩分不足ではないかと思われていた時期でした。
そのため、少し前から始めていたふりかけご飯を続けて、様子を見るということになりました。
そのふりかけご飯は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて体調の良化が徐々に感じられるようになってきていました。
それでも施設に向かっている時は『今日はどうかな?』と、毎日不安を抱えながら歩いていたように覚えています。
この日の母は食堂のいつもの場所にいて、また何らかの便秘の処置をしてもらったと言っていました。
それはどうも座薬を入れたようで、「まだ出ていない」と言いながらも、それほど切羽詰まった様子ではありませんでした。
母によると、この日は特に行事もなく、座薬を入れたことだけが印象に残っているようでした。
着替えの時に母の背中を見てみると、掻いたような跡が数多くあって着ていたTシャツには小さな血の跡が付いていました。
おそらく暇な時間が多かったため、背中の痒みが気になってひたすら掻いていたのでしょう。
この日の母は相変わらず声が小さくおとなしかったですが、笑ったり笑顔が出たりして、少しずつ元気になっているように感じました。
これで更に便通や背中の痒みが気にならなくなれば、母の表情も明るくなるのかと考えたりもしました。
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