「こんな子が欲しいね」と笑顔
4年前の2019年9月19日は晴れで27℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして53日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
このころは母の体調が良くない日も多く、病院での診察の結果、最大の原因が塩分不足ではないかと思われていた時期でした。
そのため、少し前から始めていたふりかけご飯を続けて、様子を見るということになりました。
そのふりかけご飯は母も気に入ってくれて、食事の量も増えてきて体調の良化が徐々に感じられるようになってきていました。
それでも施設に向かっている時は『今日はどうかな?』と、毎日不安を抱えながら歩いていたように覚えています。
この日は母が食堂のいつもの場所に見当たらず、部屋で寝ているということでしたので、私は部屋に向かいました。
ベッドを覗くと母はすぐに目を開き「おやつを食べた後、腰が痛くなるから」と言って、再び横にならせてもらったということでした。
せっかくの好天なので9階で日光浴をしたいところでしたが、母にベッドに座ってもらって話をすることにしました。
この日は「朝から入浴をして、その他にもいろいろあって忙しかった」と母は言っていましたが、今ひとつ話の内容が分かりませんでした。
ただ、この日の母はこれまでよりも元気で、声にも力があったように感じました。
特に曾孫の動画を見せたときには「かわいいね、こんな子が欲しいね」と満面の笑顔で、機嫌の良さもこれまでと違っていました。
この日のように元気に話をしてくれると嬉しいものでしたが、しきりに「寒い」と言っていて、体調は少し心配な点もありました。
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