ふりかけご飯を食べる
4年前の2019年9月6日は晴れで33℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして40日目、午後4時5分ころ面会に行きました。
前日は母が食事をとらないとのことで診察をしてもらい、食事制限を外して様子を見ようということになりました。
その後の昼食ではそれなりに食べてくれましたが『今日はどうかな』と、不安を抱えながら施設に向かいました。
母は食堂のいつもの場所にいて起きていましたが、状況がよくわかっていないような表情をしていました。
職員さんに母の食事について尋ねると「ご飯はふりかけをかけて5割ほど、おかずは2割だけ」ということで、食べてはいるようでした。
9階の面会室で日光浴をしながら話をすると、母は「ふりかけご飯がおいしかった」と言い「あれだけで良かった」と続けました。
おいしければ食べてくれることは分かりましたが、相変わらず食欲が無さそうなのが心配でした。
また職員さんも話していましたが、この時の母は自分の状況が今ひとつ分かっていないようでした。
それでもヤクルトを飲んで「おいしい」と言ったり、曾孫の思い出話をして笑ったり、前日までとは雰囲気が少し変わってきていました。
話し声が小さくて元気が無いのは同じでしたが、これまでは話をすることが億劫な感じでしたので、多少良化したように思いました。
ただこの日の母は、部屋での着替えの時に、枕カバーとして愛用している高橋由伸のタオルを不思議そうに眺めていました。
私は、母の食欲が回復して意識がはっきりしてくれることを、願うばかりでした。
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