「頭が痒い」
4年前の2019年8月28日は曇りで28℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして31日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
このころの母は体調不良の日が多く、施設に向かう私は毎日『今日はどうかな?』と不安に思いながら歩いていたものでした。
この日の母は食堂のいつもの場所でちゃんちゃんこを着ないで座っていましたが「寒くはない」と言っていました。
私が「おやつは食べたの?」と尋ねると、母は「食べていないんじゃないかな」と曖昧に答えました。
すると周囲の人たちも「食べてない」と教えてくれて、おそらく母はずっとテーブルに伏して寝ていたようでした。
その後いつものように9階の面会室で話をすると、母の話し声はここ数日と同様にあまり元気はありませんでした。
ただ会話は普通にできる上、面会室の窓から外を見ながら久しぶりにたくさんの話をすることができました。
この日は一日まったり過ごしたという中で、フロアの人数が減った時間帯もあったそうですが、母はずっと眠っていたようでした。
つまり、施設で何か催しがあったのかもしれませんが、母はそれも知らずに居眠りをしていたのでしょう。
食べる量が少なくなっていましたから、あまり動けないのは仕方がないことでしたが、そんな母の様子を見ていると心配でした。
それでもこの日はチョコレートを「おいしい」と言いながら食べたり、時折笑顔が出たりして気分は安定しているようでした。
また、体調不良で2回続けて入浴をキャンセルしているので「頭が痒い」と言っていて、翌日に予定されている入浴が気になるところでした。
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