印象的な笑顔
4年前の2019年8月23日は雨時々曇りで29℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして26日目、午後4時10分ころ面会に行きました。
このころは母の調子も日によって異なり、施設に向かう私の足取りも不安で重いことが多かったように思います。
母のフロアに着くとエアコンが良く効いていましたが、食堂のいつもの場所にいた母は前日同様「寒くはないよ」と言っていました。
加えて「昨日は来なかったね」とも言っていて、やはり体調が今ひとつなのか、一日の記憶が曖昧になっているようでした。
それでも食事は少しずつ食べている上、おやつも食べたそうで、全く食欲が無いというわけではないとのことでした。
そして、いつものように9階の面会室に移動しましたが、この日は曇り空で日光浴ができず、テーブル席で話をすることにしました。
母は「便通がしばらく無い」と言うので、私は母の好きなヤクルトを持ってくることを約束しました。
その後、部屋での着替えの際の車椅子からベッドへの移動は前日はできなかったので、この日は抱きかかえるようにして何とかできました。
その時、ベッド脇の棚にリハビリ関係の連絡書が貼ってあるのを見つけました。
その書類を読んでいるとリハビリの先生が現れて「体力がつくまで軽いメニューにしておきましょう」と母に声を掛けてくれました。
そして「より元気になったら、また考えましょう」と言う先生の言葉に、母はこれまでに見たことのないような笑顔で頷いていました。
母がリハビリ好きなのは知っているつもりでしたが、この時の笑顔はとても印象的でした。
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