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2023年8月

2023年8月31日 (木)

「あんこを食べた」

4年前の2019年8月31日は晴れて30℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして34日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

このころの母は体調不良の日が多く、施設に向かう私は毎日『今日はどうかな?』と不安に思いながら歩いていたものでした。

母は食堂のいつもの場所にいて、挨拶をすると「おやつにあんこを食べた」と教えてくれました。

挨拶をしたときの母の反応でその日の体調を推測しますが、この時の反応は私を安心させてくれました。

その後はいつものように9階の面会室に行って、日光浴をしながら話の続きをすることになりました。

「今日はリハビリがあった」と母が言っていたので、体調が良さそうな理由が分かりましたが「思うように動けなかった」とのことでした。

その点は少し不満そうな母でしたが、チョコレートを出すとおいしそうに食べていて、このところお気に入りのようでした。

また、会話中は窓辺で背中に日差しを受けていたので、母は「暖かい」「気持ちいい」と笑顔で何度も言っていました。

そういう母の表情を見ていると、私は『毎日これが続けばいいな』と思ったものでした。

着替えの際には、日差しを浴びて少し汗ばんだ背中を拭いてあげると、母は「力強くて気持ちいい」と喜んでくれました。

ただ、車椅子とベッドとの移動はどこか慌てたような感じで、少し危ない動きをしていました。

それでも、この日はリハビリのおかげかいつもよりも元気があり、笑顔で良く喋ってくれました。

2023年8月30日 (水)

「温かくなった。着替えて良かった」

4年前の2019年8月30日は28℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして33日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

このころの母は体調不良の日が多く、施設に向かう私は毎日『今日はどうかな?』と不安に思いながら歩いていたものでした。

母のフロアに着くと、食堂のいつもの場所に母の姿が見えないので職員さんに尋ねると「部屋で寝ています」ということでした。

その後に看護師さんと話をすると「食事は食べていますが、寒気がするというので寝ています」と教えてくれました。

そのため部屋に行ってみると、母はこちら側を向いて横になっていたので、身体をトントンと叩くと目を開けて話し始めました。

「食べているしウンチも出た」と言っていて、体調はまずまずでそれほど心配する必要はない感じがしました。

「昼寝から起きておやつに行った時に少し調子が悪い感じがした」ということでしたが、既に回復している様子でした。

寒気というのも、母の定位置はエアコンの風が直接当たって寒いので、ベッドで寝たかったから言ったような感じがありました。

この日も元気は今ひとつでしたが「何かの症状があるとか、どこかが痛いということはない」と話していました。

着替えをするのも最初は億劫な様子でしたが、着替えることが決まると、母はベッドで起き上がり目もしっかり見開いていました。

前夜の様子を聞くと、久しぶりに入浴をして昼寝をしなかったので、ラジオも聴かずによく眠れたと嬉しそうに話してくれました。

着替えが済んで、母は「温かくなった。着替えて良かった」と、少し元気が出て来たのか笑顔が見られました。

2023年8月29日 (火)

シャワーで「気持ち良かった」

4年前の2019年8月29日は晴れで34℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして32日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このころの母は体調不良の日が多く、施設に向かう私は毎日『今日はどうかな?』と不安に思いながら歩いていたものでした。

この日は母のフロアでエレベーターのドアが開くと、ちょうど母が正面のトイレに入っていくのが見えました。

そのため部屋に行って待っていると、しばらくして笑顔の母が戻って来たので9階の面会室に移動することにしました。

笑顔の理由を尋ねると「今日はウンチが2回出た」と言い、不安の一つが解消されて気分がいい様子でした。

面会室の窓辺で日光浴をしながらチョコレートを食べると「おいしい」と、また笑顔を見せてくれました。

この日はおかずはしっかり食べて、ご飯も少し残したもののほとんど食べたということで、このころとしては元気でした。

また、ずっとキャンセルしていた入浴でしたが、午後にシャワーをしてもらったそうで「久しぶりで気持ち良かった」と微笑んでいました。

ただ、その代わりに昼寝をしていないということでしたが、眠そうな感じもなく意識もしっかりしていました。

このころの体調不良について改めて尋ねると、母は「息苦しさはないけど、どこか元気が出ない」と言っていました。

それでもこの日は食欲もあり、話をしていても表情も豊かで認知も問題ありませんでした。

日替わりで体調が変わるので心配は尽きませんでしたが、母が元気そうであれば帰り道の足取りも軽くなったものでした。

2023年8月28日 (月)

「頭が痒い」

4年前の2019年8月28日は曇りで28℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして31日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このころの母は体調不良の日が多く、施設に向かう私は毎日『今日はどうかな?』と不安に思いながら歩いていたものでした。

この日の母は食堂のいつもの場所でちゃんちゃんこを着ないで座っていましたが「寒くはない」と言っていました。

私が「おやつは食べたの?」と尋ねると、母は「食べていないんじゃないかな」と曖昧に答えました。

すると周囲の人たちも「食べてない」と教えてくれて、おそらく母はずっとテーブルに伏して寝ていたようでした。

その後いつものように9階の面会室で話をすると、母の話し声はここ数日と同様にあまり元気はありませんでした。

ただ会話は普通にできる上、面会室の窓から外を見ながら久しぶりにたくさんの話をすることができました。

この日は一日まったり過ごしたという中で、フロアの人数が減った時間帯もあったそうですが、母はずっと眠っていたようでした。

つまり、施設で何か催しがあったのかもしれませんが、母はそれも知らずに居眠りをしていたのでしょう。

食べる量が少なくなっていましたから、あまり動けないのは仕方がないことでしたが、そんな母の様子を見ていると心配でした。

それでもこの日はチョコレートを「おいしい」と言いながら食べたり、時折笑顔が出たりして気分は安定しているようでした。

また、体調不良で2回続けて入浴をキャンセルしているので「頭が痒い」と言っていて、翌日に予定されている入浴が気になるところでした。

2023年8月27日 (日)

リハビリで「身体が痛かった」

4年前の2019年8月27日は曇りで30℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして30日目、午後4時5分ころ面会に行きました。

このころの母は調子が日によって異なり、施設に向かう私は毎日『今日はどうかな?』と考えながら歩いていたものでした。

特にこの日は前日の様子がかなり良くなかったので、母のフロアでエレベーターのドアが開くのが少し怖く感じられました。

この日の母は食堂のいつもの場所でちゃんちゃんこを着ないで座っていて、顔は右の瞼が少しむくんでいるように見えました。

話を聞くと「昼寝から起きておやつを食べたところ」とのことでした。

いつものように9階の面会室に行くと、ちょうど日差しが出て来たのでしばらく日光浴をしていました。

すると、母は徐々に元気が出て来たようで「おやつにお饅頭を食べた」と、少しずつ話し始めました。

前日は「味がしない」と言っていたチョコレートを食べさせると「おいしい」と微笑して、この日は甘さも分かったようでした。

久しぶりにリハビリで動いたそうで「身体が痛かった」と、母は思い出して苦笑していました。

便通もあったそうで、これも安心したような表情をしている原因のようでしたが「トイレの場所を聞きながら行った」とも言っていました。

リハビリや便通のおかげで体調は前日よりも良いようでしたが、認知の方はやはり少し心配がありました。

そして相変わらず元気は今一つでしたが、話の最中に笑顔が出たりして会話が普通にできたので、この日は安心して帰ることができました。

2023年8月26日 (土)

「食べたかな?」

4年前の2019年8月26日は曇りで28℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして29日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このころは母の調子が日によって異なり、施設に向かう私は毎日『今日はどうかな?』と考えながら歩いていたものでした。

この日の母は食堂のいつもの場所にいて、前日とは服装が替わっていたので入浴をしたものと私は思いました。

ところが、職員さんに聞くと母が断ったとのことで、改めて母に様子を尋ねてみました。

「今日は食事やおやつは食べていない」と最初母は言いましたが、次には「食べたかな?」と、はっきり分からないようでした。

他にこの日のことや前日のことなどを尋ねてみても「よく分からない」と、少しボーッとした表情で言いました。

いつものように9階の面会室に移動してチョコレートを食べさせると「味が分からない」「甘くない」と、またも無表情でした。

10分ほど話をしたところで母は「では行きましょうか」と小さな声で言い、話をするのも億劫な感じがしました。

母の話では「ずっとボーッとしている感じで、ベッドで横になっていても同じ」ということでした。

このころは元気のない日も時々ありましたが、この日は記憶も曖昧で認知機能の方も心配になってきました。

当時私は精神的な状況から食欲不振になって、栄養が不足しているのかと考えていました。

ただ、後日塩分不足が判明したことで、このころもその影響が出始めていたのかと今では思っています。

2023年8月25日 (金)

下剤を使った日曜日

4年前の2019年8月25日は晴れで32℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして28日目、午後4時ころ面会に行きました。

このころは母の調子が日によって異なり、施設に向かう私は『今日はどうかな?』と考えながら歩いていたように思います。

そしてこの日も施設の中はエアコンが良く効いていましたが、食堂のいつもの場所にいた母は愛用のちゃんちゃんこを着ていませんでした。

とりあえずこの日もいつものように9階の面会室に行き、窓辺で日光浴をしながら話をすることにしました。

母の話では、食欲がなくてお昼を抜いたそうで、ここ数日は便通がないのが気になっているため下剤を使ってもらったということでした。

そして「少し前にトイレに行ったけど出なかった」と言っていました。

この日は日曜日のため「午前中はタオル折りをやったくらい」で「お昼以降はよくわからない」と記憶も曖昧になっていました。

そんな話を聞きながらも、体調の回復のために窓に背を向けて日光浴をするくらいしか、母にしてあげられることはありませんでした。

しばらく温まっていると母が「トイレに行きたい」と言ったので、フロアに戻って職員さんにトイレに連れて行ってもらいました。

私が部屋で待っていると、母は「少し出た」と言いながら「楽になった」と笑顔を見せてくれました。

この日の母は全体的に元気がありませんでしたが、話をしているうちに意識がしっかりしてきて、表情も良くなったように感じました。

そして着替えをしていると「また行きたい」と母が言うので、今度は私がトイレに案内したところで早めに帰ることにしました。

2023年8月24日 (木)

冷たいラーメン「寒くなった」

4年前の2019年8月24日は晴れで32℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして27日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このころは母の調子も日によって異なり、施設に向かう私の足取りも不安で重いことが多かったように思います。

この日は前日母にヤクルトを持ってくることを約束したので、途中のコンビニで買ってから施設に向かいました。

母のフロアに着くとエアコンが良く効いていましたが、食堂のいつもの場所にいた母は寒くはないようでした。

この日もいつものように9階の面会室に行き、窓辺の日当たりの良い場所で日光浴をしながら話をすることにしました。

この日の母は食事は半分くらい食べたと言い「お昼に冷たいラーメンが出て、寒くなった」と微笑んでいました。

そして「今日はご飯が気持ちおいしく感じた」とも言っていて、ここ数日の中では体調もいくらか良さそうに見えました。

また「午前中はタオル折りをやったかな」と振り返り、それ以外はまったりと過ごしていたようでした。

ただ、しばらく便通がないことを心配している様子で「トイレには3回も行ったのに」と残念そうに言っていました。

そこで持参したヤクルトを飲ませてみましたが、もちろんすぐに効果は出ませんが、母は喜んで飲んでくれました。

その後、前日リハビリの先生に教わった足の運動をしていると、母は「部屋でラジオ体操をした」と自ら動いたことを教えてくれました。

この日の母は、このころとしては話声が明るく表情も穏やかで『こんな感じで回復してくれるといいな』と思ったものでした。

2023年8月23日 (水)

印象的な笑顔

4年前の2019年8月23日は雨時々曇りで29℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして26日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このころは母の調子も日によって異なり、施設に向かう私の足取りも不安で重いことが多かったように思います。

母のフロアに着くとエアコンが良く効いていましたが、食堂のいつもの場所にいた母は前日同様「寒くはないよ」と言っていました。

加えて「昨日は来なかったね」とも言っていて、やはり体調が今ひとつなのか、一日の記憶が曖昧になっているようでした。

それでも食事は少しずつ食べている上、おやつも食べたそうで、全く食欲が無いというわけではないとのことでした。

そして、いつものように9階の面会室に移動しましたが、この日は曇り空で日光浴ができず、テーブル席で話をすることにしました。

母は「便通がしばらく無い」と言うので、私は母の好きなヤクルトを持ってくることを約束しました。

その後、部屋での着替えの際の車椅子からベッドへの移動は前日はできなかったので、この日は抱きかかえるようにして何とかできました。

その時、ベッド脇の棚にリハビリ関係の連絡書が貼ってあるのを見つけました。

その書類を読んでいるとリハビリの先生が現れて「体力がつくまで軽いメニューにしておきましょう」と母に声を掛けてくれました。

そして「より元気になったら、また考えましょう」と言う先生の言葉に、母はこれまでに見たことのないような笑顔で頷いていました。

母がリハビリ好きなのは知っているつもりでしたが、この時の笑顔はとても印象的でした。

2023年8月22日 (火)

「五木さんの顔が変わった」

4年前の2019年8月22日は曇りの木曜日、母が施設に4回目の入所をして25日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このころは母の調子も日によって異なり、施設に向かう私の足取りも不安で重いことが多かったように思います。

母のフロアに着くとエアコンが良く効いていましたが、食堂のいつもの場所にいた母は「寒くはないよ」と言っていました。

いつものように9階の面会室に移動して話をすると、この日の食事は少しは食べたということでした。

ただ入浴は、職員さんが「今日は止めておいたら?」と言葉を掛けてきたので、母はそれに従ったそうでした。

ところで、このころ元気のないことが多い母のために、私はネットで歌手の五木ひろしが表紙を飾っている雑誌を見つけて持って行きました。

母は五木ひろしのファンで、彼の舞台やコンサートを何度か見に行ったことがあります。

その本を興味深そうにページをめくっていた母は「五木さんの顔が変わった」と一言呟きました。

その後も母は思った以上に熱心に本を見ていて、喜んでくれたのか少し元気が出た来たように感じました。

そうしているうちに曇り空から太陽が顔を出して来たので、数分の間母に日光浴を楽しんでもらいました。

部屋に戻って着替えの際に、いつものように車椅子からベッドに移動してもらおうとすると、この日は立ち上がることができませんでした。

栄養不足、体力不足そして年齢による老化現象もあるのでしょう、徐々に心配な点が増えてきました。

2023年8月21日 (月)

「何だか朦朧としている感じ」

4年前の2019年8月21日は曇りで32℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして24日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいましたが、挨拶もそこそこに「今日は体調が悪い」と言いました。

朝食にはほとんど手をつけず、その後のリハビリでは何もしないで、ずっと見学になってしまったとのことでした。

また「その後の昼食は食べたかどうか覚えていない」とも言っていました。

ただ「おやつはカステラを食べた」「完食した」「おいしかった」ということで、何も食べられないわけではないようでした。

その後9階の面会室に移動して、このころ母のお気に入りだったタブレット端末で叔母の動画を見せてあげました。

大きな画面で叔母の姿を見た母は「よく見える。元気そうに見える」と、嬉しそうに言いました。

笑顔になった母に改めて体調について尋ねると「何だか朦朧としている感じ」「特に朝、調子が良くなかった」と答えました。

部屋に戻って着替えながら脚のむくみをチェックすると、却ってむくみは減っているように見えました。

特に右脚はすっかり細くなっていて、脛の辺りにはシワが目立ち始めてきました。

食事や水分を制限している上に、その食事を残したり食べなかったりしているのですから、むくみよりも栄養不足が心配になってきました。

そんな状況ですから、この日の母は話をする声も低くて小さく、元気がありませんでした。

2023年8月20日 (日)

「こういう天気はイヤだね。晴れがいいよ」

4年前の2019年8月20日は曇り時々雨で32℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして23日目、午後3時45分ころ面会に行きました。

この日は雲行きが怪しく、雨が降り始めないうちに家を出たので、いつもよりも少し早い時間に着きました。

母は食堂のいつもの場所にいましたが、エアコンが効いてヒンヤリとした室内にコーヒーの香りが漂っていました。

母に挨拶をすると「誕生日会があって、ケーキを食べてコーヒーを飲んだ」と笑顔で教えてくれました。

更に「ケーキがおいしかった」と言っていて、このところあまり食べないことが多い中、少し安心しました。

その後9階の面会室に移動したところ、曇りがちの天気で日光浴はできませんでしたが、この日もテーブル席で曾孫の動画を見ました。

母はこの日も「かわいいしおとなしい」と曾孫を評して、タブレットの画面を見つめていました。

また食事の話では「お粥の水分が多くて残した」ということでしたが、「ケーキはおいしかった」とも言っていました。

つまり食欲が全くないわけでは無く、好きではないものが食べられない状態という感じがしました。

その原因が体調によるものなのか、または精神的な状況からきているのか分かりませんでしたが、とにかくそんな状態が続いていました。

この日は会話をしていても、母は声を抑えるような話し方をしていて元気は今ひとつの感じがしました。

「こういう天気はイヤだね。晴れがいいよ」と母は外を見て呟いていましたが、自分でも気分が晴れないという自覚があるようでした。

2023年8月19日 (土)

『今日はどうかな?』

4年前の2019年8月19日は曇りで33℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして22日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このころは面会に行く前に『今日はどうかな?』と、その日の母の状態を心配しながら施設に向かうという感じでした。

先日の検査では持病の悪化は見られなかったのですが、母自身が「どこか違和感がある」と訴える日が現れるようになったからでした。

そのため、母に会い話をして気分が良さそうだとホッとしたものでしたが、この日はまさにそういう日でした。

私が母のフロアに着いた時、母は食堂の定位置にいましたが、室内のエアコンが効いていたのでいつものように面会室に移動しました。

9階の面会室の窓際で少しの間、日光浴をしながら話をしました。

この日は午前中にたくさんタオル折りをして、午後は昼寝をしないで入浴をしたということでした。

前回の入浴時は気分がすぐれないのでシャワーにしてもらいましたが、この日は「シャワーの後に浴槽にも浸かった」と言っていました。

その後は二日前に来てくれた姪と曾孫の写真や動画を、母がお気に入りのタブレットで見ることにしました。

皆の集合写真と母が曾孫と遊んでいる動画などを見せると、母は「よく見えるね」と嬉しそうな笑顔で言いました。

また、曾孫のことを「大人しくて可愛かった」と褒め、更に「皆に会えて良かった」と満足したような表情を見せてくれました。

そして、この日は「食事も全部食べた」「リハビリが無いからもも上げをしている」など、元気な母に会えて嬉しい面会となりました。

2023年8月18日 (金)

新しいパジャマとTシャツ

4年前の2019年8月18日は晴れで33℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして21日目、午後3時40分ころ面会に行きました。

前日の通院では「特に悪化はしていない」と診断されて、母は不満に思っているようでした。

そのため、この日の面会前には母が精神的に不安定になっているならば、再び抗うつ薬などをお願いしようかと考えていました。

母のフロアに着いたとき母は見当たらず、職員さんが「トイレではないかな」と言っていました。

そのため、先に部屋に行って洗濯物の整理をしていると、母が職員さんに連れられて現れました。

母の話では「昼寝でぐっすり眠った」とのことで、いつも以上に顔にむくみは無くしっかり起きている感じに見えました。

この日は日曜日ということもあり、午前中にタオル折りをしたくらいで、まったりと過ごしていたということでした。

また着替えの際には、新しいパジャマを買って行ったので見せ、そして新しいTシャツを着せてあげました。

スポーツ用のTシャツでしたが、予想外に似合っていたので写真に撮って見せてあげると、母も喜んでくれました。

その後には、このころ母のお気に入りのタブレットで曾孫の動画を見て、母はとても楽しそうでした。

血圧は171/69で、脚のむくみもこれまでと変わらない感じで、この日の母は明るく元気に話をしてくれました。

とりあえず、この日は面会前の不安は払拭されましたが、このころは日によって好調と不調があるような時期でした。

2023年8月17日 (木)

「問題なしはおかしい」

4年前の2019年8月17日は晴れで36℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして20日目、午後3時に施設に行きました。

この日は通院が予定されていたので早い時間に行くと、母は食堂のいつもの場所でおやつのカステラを食べていました。

朝のうちに病院でレントゲンを撮ってきたそうで、後は病院から呼ばれ次第診察に行くだけということになっていました。

職員さんの話では、この日の食事はお粥が変更になったこともあってか、大体食べていたということで私も安心しました。

その後の病院での診察は、主治医がパソコンの画面で気になるいくつかの数値を見せてくれただけでした。

先生の話では、心不全の数値は良化していて、その他の値もほぼ横ばいで特に悪化しているものは見られないということでした。

また、レントゲンを特に問題視しなかったのは、悪化していないからだと私は良い方に理解していました。

ただ、このところなんとなく元気がなく、違和感や疲労感があるという母にとっては不満な診察だったようでした。

帰ってくると母は「具合が良くないのに問題なしというのはおかしい」と、独り言のように呟いていました。

部屋で着替えながら話をすると、「病院にちゃんちゃんこを着ていって丁度良かった」と、寒くなかったことを喜んでいました。

脚のむくみや瞼の腫れは悪化しているようには見えず、検査の結果とともに体調も悪くは無さそうに思いました。

ただ母の様子を見ていると、違和感があるということで悪い方に考えて、気分的に落ち込んでしまわないかと不安になりました。

2023年8月16日 (水)

「みんな元気で来てくれた」

4年前の2019年8月16日は雨のち曇りのち晴れで33℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして19日目、午後1時ころ面会に行きました。

この日は姪が一家で母と一緒にお昼を食べてくれるというので、終わった頃に私も挨拶をしに顔を出しました。

このところ食事を残していた母が、かんぴょう巻きや納豆巻きを10個食べたことを聞いて、私は一安心しました。

この日の朝食もお粥を食べなかったようでしたが、姪たちとはデザートの桃やぶどうも「おいしい」と言って食べたそうでした。

「みんな元気で来てくれた」と母は喜んでいて、満面の笑顔で写真に収っていました。

その後私は一旦帰宅してから、いつものように午後4時20分ころ再び施設へ面会に行きました。

母は食堂の定位置にいて、ちゃんちゃんこを着て居眠りをしていました。

話を聞くと、この日は昼食後も昼寝をすること無く、今もおやつの後にトイレに行って居眠りをしていたということでした。

実はこの日の昼食後、私は看護師さんに母がたくさん食べたことと、「お粥がダメなようだ」と報告をしました。

その後看護師さんが母にお粥が嫌いなことを確認に来たそうで「どうもお粥が止められるらしい」と、母は嬉しそうでした。

ただ、この日は昼寝をしていないこともあって、脚のむくみがいつも以上に目立っていました。

それでも、この日の母はここ数日の中では活気があり、お昼のことを思い出して「今日は楽しかったね」と微笑んでいました。

2019年8月16日

2023年8月15日 (火)

違和感と疲労感

4年前の2019年8月15日は曇り時々雨で33℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして18日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

このところ母の食欲が今ひとつだということで、この日は面会に行く前にコンビニでゼリーを買って行きました。

母は食堂のいつもの場所いましたがエアコンが効いているにもかかわらず、ちゃんちゃんこも着ないで居眠りをしていました。

挨拶代わりに肩をトントンと叩くと母が目を開けたので、いつものように9階の面会室に向かいました。

母の話では、この日は朝一で入浴したそうですが、先日に続いてこの日の朝も気分がすぐれなかったようでした。

そのため最初は入浴を拒んだそうで、とりあえずシャワーだけということになり、結局は「気持ち良かった」と微笑していました。

食事に関しては「お粥はほとんど手をつけず、おかずだけ食べた」と話していました。

ただ、気分が悪いとか食欲が無いというわけではなく「おいしくない」と言っていました。

母の感覚としては「何か違和感があって、あまり食べられずに疲労感がある」ということでした。

後で看護師さんに尋ねたところでは『お粥が1割、おかずが3割』ほどしか食べなかったとのことでした。

確かに7月の入院前から施設の食事がおいしくないということは話していましたが、このままでは栄養不足が心配になってきました。

見た目にむくみは目立ちませんでしたが、どこか元気がなく、笑顔も引き攣りがちなこの日の母でした。

2023年8月14日 (月)

「昨日よりも体調はいい」

4年前の2019年8月14日は曇りで35℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして17日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所いて、私が挨拶をすると「リハビリがあって、今戻ったばかり」と話してくれました。

前日の体調不良のことが気になっていたので、リハビリ帰りとはいえ元気な母の姿を見てホッとしました。

この日も9階の面会室に行くと、母は「昨日よりも体調はいい」と笑顔で言いました。

好きではないお粥を残したそうですが、午後にはおやつを食べていたらリハビリに呼ばれたと嬉しそうでした。

ただ、母によると「油断していたらリハビリの先生に、顔がむくんでいると言われた」と苦笑していました。

そう言われてみると、確かに瞼が両方とも腫れぼったい感じがありました。

いつものように窓際で二人で話していると、看護師長さんが現れて話しかけてきました。

この日の母の様子としては「食事を少し残したものの血圧は高くない」と教えてくれました。

また「体調もむくみも日によって多少の変化があるようです」と説明して「週末の通院をよろしくお願いします」と言って去って行きました。

部屋に戻って、16日に姪たちが来てくれることを伝えると母は嬉しそうでしたが「何が食べたい?」と尋ねると、少しの間考えていました。

「寿司飯が食べたいね」と答えてくれましたが、体調不安を抱えたためか、食べることにあまり興味は無さそうなのが心配でした。

2023年8月13日 (日)

体調不良の兆し

4年前の2019年8月13日は曇りで36℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして16日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所で折り紙をしていたので、いつもと変わりない体調なのだろうと思いました。

ところが挨拶をすると、母は「今朝、寝起きの気分がすぐれなかった」と言いました。

とりあえずこのころ恒例になっていた、9階の面会室で日光浴を兼ねて話の続きをすることにしました。

母の話では、この日の朝食は半分くらい残してしまって、その後は部屋に戻って再びベッドに横になったということでした。

ただ昼食はほとんど食べて、その後は昼寝、おやつの後には便通もあり、私が来たときに折り紙をしていたという状況のようでした。

この日は曇り空で日が差さないので日光浴ができないため、早めに面会室から部屋に移動して着替えをすることにしました。

室内のエアコンは相変わらずよく効いていて、身体が冷えるのも良くないと考えてカーディガンを母に着せてあげました。

そして、朝母の調子を診てくれた看護師さんの話では、血圧や血中酸素に問題は無かったということは分かりました。

母によると「お腹や胸の辺りに張りを感じて、苦しいような違和感があった」とのことでした。

退院から半月ほどで再び心配な状態が現れてきましたが、確かにベッドに座って話していると、少し息苦しそうな話し方に聞こえました。

それでも前日ウチで撮影した夕焼けの写真を見せると、母は笑顔でとても喜んでくれました。

2023年8月12日 (土)

気になる体重の増加

4年前の2019年8月12日は晴れて34℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして15日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて、ちょうどトイレから戻って来たところだと言っていました。

またその前には、南側の部屋でラジオを聴いていたとのことで、この日も室内のエアコンは良く効いていました。

そこでこの日も日光浴を兼ねて9階の面会室で話をすることにしました。

9階の面会室は、前日に続いてこの日もテーブル席は満席で、いかにも世の中はお盆休みという雰囲気でした。

母のフロアでも「今日は面会に来た人が多かった」そうで、こういう日は入所している高齢者にも刺激になるように思いました。

そして母の話では「さっき南側の窓から外を見ていた」と言うので、9階の南側の窓からも景色を見てみることにしました。

母は「駅と電車は分かった」と笑顔で言っていましたが、駅近くのスーパーは分からなかったようでした。

また、この日の母は午前中に入浴したこともあって、体調も良さそうで元気がありました。

ただ、体重を量った際に看護師さんに「増えている」と言われたそうで、自分なりに原因を考えているようでした。

母は「ご飯が多いのではないかな」などと呟いて、いろいろと言われたことを気にしている様子がありました。

『そう言われてみると、今日は右の瞼が少し腫れぼったいかな?』などと思えてきて、母の元気な姿を見ながら私も不安になってきました。

2023年8月11日 (金)

日曜日のおやつ

4年前の2019年8月11日は晴れて35℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして14日目、午後2時30分ころ面会に行きました。

日曜日でしたが、前日母が「またおやつが食べたい」と言っていたので、昼食ではなくおやつを持って施設に行きました。

母はトイレに行っているところで、食堂のいつもの場所にいなかったので、先に部屋に行って洗濯物の整理をしておくことにしました。

その後トイレから出てきた母は、この日もエアコンが効いていて寒く感じている様子でした。

母を連れて9階の面会室に行くと珍しくテーブル席が全て塞がっていたので、少し奥まった職員用のテーブルで食べることにしました。

この日はトマトとキウイフルーツを持って行きましたが、母はそれぞれ2~3切れ食べただけで「お腹いっぱい」と言いました。

その他には水分制限のために麦茶をカップ半分飲んで『おやつ』が終わりました。

母は私が来るまで昼寝をしていたそうで、顔も少しむくみがちな上にまだ寝ぼけているような感じもありました。

面会室で話をしていると外の天気が良くなってきたので、日光浴のために窓辺へ移動しました。

ただ、残暑とはいえまだ日差しは暑過ぎるくらいでした。

外の景色を見ながら母が「昨日の夕焼けはきれいだった」と言うので、ウチのベランダから撮影した夕焼けをタブレット端末で見せました。

すると母はその夕焼けに感動していましたが、それ以上にベランダからの景色を懐かしそうに見続けていました。

2023年8月10日 (木)

「またおやつを食べたい」

4年前の2019年8月10日は晴れて35℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして13日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて、エアコンが効いていて寒そうに見えましたが、ちゃんちゃんこは着ていませんでした。

母に寒くないのかと尋ねると「寒い」と言うので、いつものように日光浴をしながら話をするために9階の面会室に行きました。

この日も母の背中だけに日が当たるように座らせて話をすると、この日は一日何もなくまったりと過ごしていたということでした。

次に食事の話では、お昼にソバが出たそうですが、母にとっては「あまり嬉しくなかった」と苦笑いしていました。

元々母はソバやうどんはあまり好きではなく、普通のご飯やパンがお好みではありました。

その後はこの日もタブレット端末で曾孫の映像などを楽しむことにしました。

このタブレット端末がお気に入りの母は、動画を楽しみながら器械の操作にも興味を持った様子でした。

昭和初期に生まれた母にとって、新しい器械は操作ができなくて当然だと思っているようで、全く興味を示さないのが普通でした。

ところが、何故かこのタブレット端末は自分で操作したくなったようでしたが、最後は「できないだろうな」と諦めたように言いました。

そして動画で楽しんだ後には、翌日の日曜日の食事の希望について尋ねてみました。

母の希望は「またおやつを食べたい」と言ってくれたので、翌日は3時前にトマトやキウイフルーツを持って来ようと思いました。

2023年8月 9日 (水)

タブレットとお漏らしと

4年前の2019年8月9日は晴れて35℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして12日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいましたが、この日もエアコンが効いているにもかかわらず、ちゃんちゃんこは着ていませんでした。

母に挨拶をして「寒くないの?」と尋ねると、母は「寒い」と一言。

そのため、いつものように日光浴をしながら話をするために9階の面会室に行きました。

ただこの日の日差しはとても暑いので、母の背中だけに日が当たるように座らせて、まずタブレット端末で曾孫の写真を見ることにしました。

この時に見た写真は、生後3ヶ月でウチに来たときに母と一緒に撮ったもので、母もその日のことを良く覚えているようでした。

母はタブレット端末を凝視しながら「大きくて見やすい」と笑顔で言っていました。

その後、曾孫がお祭りに行ったときの動画などを見て、母はタブレット端末について「こういうのはいいね」としきりに感心していました。

そして、私が「お盆の時期に来てくれるかもしれないよ」と母に伝えると、「楽しみだね」と嬉しそうに笑っていました。

その他、この日は朝からリハビリがあったそうですが「立ち上がる運動はしなかった」と、少し残念そうに話していました。

また「朝起き抜けに柔らかいウンチを漏らしてしまった」と言い、続けて「おしめを替えただけで済んだ」と苦笑いしていました。

この時は何気なく聞き過ごした言葉でしたが、本人にとってはかなりショックな事態だったのだろうと、今では思っています。

2023年8月 8日 (火)

とにかく眠い

4年前の2019年8月8日は晴れて35℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして11日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母が食堂のいつもの場所にいなかったので、職員さんに尋ねると「お風呂に行っている」ということでした。

そのため、お風呂場のある9階に行って面会室のテーブル席で待っていると、母は既に出ていたようで職員さんが連れてきてくれました。

母の話では、おやつを早めに食べてから入浴をしたということでした。

いつものことですが、入浴後の母は顔色や肌つやが良く、この日もとても元気そうに見えました。

ただ、この日は特に行事もなくまったりと過ごしていたようで、タオル折りもしないで居眠りをしていたと話していました。

室内のエアコンもあまり効いていないように感じられて、じっとしていると暑さで眠くなってしまうのかもしれませんでした。

この時も話をしているうちに眠くなってくるようで、時々瞼が落ちてくるのが耐えられないような様子でした。

また、気になったのは話し声は元気でしたが、いつもよりも少し耳が遠いように感じられて、これも眠気と関係していたのかもしれません。

そして、気になる脚のむくみは前日とほとんど変わらないようで、右脚が少し気になる程度でした。

それから血圧を測ると163/63で、特に問題はなく全体の体調は異常なしという感じでした。

前夜はラジオもほとんど聴かずに眠ったということで、この日の母の話は眠りに関するものが多かったように思いました。

2023年8月 7日 (月)

曾孫の盆踊り

4年前の2019年8月7日は晴れて35℃の水曜日、母が施設に4回目の入所をして10日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて、相変わらず室内はエアコンが効いていましたが、この日はちゃんちゃんこを着ていませんでした。

母に尋ねてみると「ちょうどリハビリから戻って来たところ」と説明してくれました。

この日はおやつを食べてからリハビリに行ったそうで、リハビリは他の人と2人でやったと言っていました。

この日も9階の面会室で話をしようということになり、まず姪が送ってくれた曾孫の動画を見せてあげました。

私が家を出る直前に送られてきたので、タブレット端末の大きな画面ではなく、この時はスマホの小さな画面になってしましました。

それでも盆踊りや家で遊ぶ曾孫の姿を見て、母は歓声を上げて喜んでくれました。

また、この日はおやつとしてウチからキウイフルーツを持って行ったところ、母は「おいしい」と言いながら笑顔で完食していました。

その後、着替えの際に見た母の身体には貼る降圧剤は見当たらず、念のため血圧を測ってみると、180/75と微妙な数値が出ました。

気になる脚のむくみは右脚が少し目立ったので揉んであげると、母は「リハビリの先生にも揉んでもらった」と、笑っていました。

この日も母は、今週初めてのリハビリに行ったこともあってか、明るい表情で声にも元気がありました。

そこで、新しい動画を送ってくれた姪にお礼の意を込めて、母の笑顔の写真を撮って送ってあげました。

2019年8月7日

2023年8月 6日 (日)

大きな笑顔

4年前の2019年8月6日は晴れて35℃の火曜日、母が施設に4回目の入所をして9日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいましたが、この日もエアコンが効いているからか母はちゃんちゃんこを着ていました。

母に尋ねてみると「頭の辺りに冷たい風が当たる」と言っていました。

そういった事情もあって、この日も9階の面会室で日光浴をしながら話をしようということになりました。

母の手に触れると冷たかったので、日当たりの良い面会室の窓辺に連れて行くと、母は「気持ちいい」と嬉しそうな表情で言いました。

この日はタオル折り以外にはすることもなく、一日まったりと過ごしていたということでした。

そういったこと以外に、このころ母がよく口にしていたのが施設の食事に対することで、それはほとんど不満でしたが……。

この日も「お茶を半分にされている」とか「おみおつけが飲みたい」などという言葉が出ていました。

ただ、食事のことは入所している以上施設にお任せする他になく、時々食事を持って行くことくらいしか対処できませんでした。

実はこの後、母は塩分不足から体調を悪くしてしまうのですが、このころの食事にも原因の一端があったかもしれません。

また、このころ母が気に入っていたタブレット端末で、この日は母の笑顔を撮影して見せてあげました。

大きな画面ではっきり見えるので、母は画面いっぱいに大きく映った自分の顔を見てしきりに驚いていました。

2023年8月 5日 (土)

「長かったようで、早かったようで」

4年前の2019年8月5日は晴れて35℃の月曜日、母が施設に4回目の入所をして8日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母が食堂のいつもの場所にいたので挨拶をすると「お風呂に入ってからおやつを食べて、少し前にトイレから戻ってきた」と言いました。

やはり入浴をすると顔の血色が良く、表情も明るい感じがしました。

「午前中にはタオル折りをたくさんやった」と話してくれて、朝から頑張っていたようでした。

この日も室内はエアコンが効いていて涼しいので、9階の面会室に移動して窓際で日光を浴びながら話の続きをすることにしました。

前日持参して好評だったタブレット端末を出して、この日も懐かしい写真や動画を母に見せてあげました。

まず、叔母さんを含めて3人で温泉に行った時に、宿泊したホテルの前で撮影した写真を見せました。

次に、その旅行の際に休憩したサービスエリアで撮った動画を見て、母は「懐かしいね」と微笑んでいました。

やはり写真よりも動画の方が動きがあるだけ高齢の母にもわかりやすかったのか、良い反応をしてくれたように思います。

最後に、ちょうどこの日の一年前に撮影した母の写真を見せると「一年長かったようで、早かったようにも感じるね」と、呟いていました。

その写真は母の遺影として使った、ふっくらとしていた頃の笑顔で、私にとってもこの一年は夢のようでした。

この日も母は体調が良さそうで元気にたくさん話をしてくれましたが、私もこの一年、このような母との面会がとても楽しみでした。

2023年8月 4日 (金)

タブレット端末デビュー

4年前の2019年8月4日は晴れて35℃の日曜日、母が施設に4回目の入所をして7日目、午後2時40分ころ面会に行きました。

この日は日曜日ということで、おやつを一緒に食べようと考えて少し早めに出かけたのでした。

母は食堂のいつもの場所にいましたが、母に挨拶をする前に職員さんに面会室でおやつを食べることについて了解を得ました。

その際の説明で、水分制限をしているためにおやつの時はお茶が半カップということで、そのカップを持って9階の面会室に行きました。

この日私が持参したおやつはキウイフルーツとレモンチーズで、あとはお茶が半カップということでした。

母は「キウイが甘くてサッパリしていておいしい」と、喜んでくれました。

おやつを食べながら、この日私が初めて持って行ったタブレット端末で曾孫の動画を見ることにしました。

一通り見てから母は「大きいし、音もしっかり出ているのでわかりやすいね」と感想を述べてくれました。

これまでは写真や動画を私のスマホで見ていたので、画面が大きくなったことが嬉しいようでした。

少し前に面会室でタブレット端末を使っていた人がいたので、私も興味を持っていろいろ調べてみました。

その結果この日にデビューさせてみましたが、予想以上に母が喜んでいたので、この後は主にタブレット端末を使うようになりました。

今では、もっと早くから使っていれば良かったと思ったりしますが、母が「これはいいね!」と言っていたのが印象的でした。

2023年8月 3日 (木)

『瀬戸の花嫁』を踊る

4年前の2019年8月3日は晴れて35℃の土曜日、母が施設に4回目の入所をして6日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて、前日はちゃんちゃんこを着ていましたが、この日はカーディガン姿でした。

この日も「エアコンが効いた涼しいところにずっといた」とのことで、身体が少し冷えていると言っていました。

そのため9階の面会室に移動して日の当たる窓際に行くと、母は「気持ちいい」と嬉しそうな表情で言いました。

この日は朝からリハビリがあったそうですが、立つ運動はなく軽いもので終わったということでした。

それでもこの週は退院直後にもかかわらずリハビリが2回あり、徐々に回復して欲しいものだと思いました。

それから、午後にはフラダンスなどの演し物があった演芸会を楽しんだということでした。

その演芸会では『瀬戸の花嫁』などを一緒に踊ったりして「少しお疲れだ」と、苦笑いをしていました。

そして、そのために昼寝をする時間がなくなって、この日は一日車椅子に座って過ごしていたようでした。

ということで着替えの際に脚のむくみをチェックしてみると、やはり特に右脚のむくみが少し進んだように感じました。

また、母の左胸に貼る降圧剤があったので血圧を測ってみると、148/61と低めで『効果が出てるのかな?』と思ったものでした。

ただ「朝早くから血圧を測りに来た」ようで「今もまた測った」と母が言っていたので、施設の方でも血圧は気にしているようでした。

2023年8月 2日 (水)

『大変なこと』

4年前の2019年8月2日は晴れて35℃の金曜日、母が施設に4回目の入所をして5日目、午後4時10分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて、室内のエアコンが良く効いているからか、ちゃんちゃんこを着ていました。

この日も外の景色を見ながら話をしようということで、9階の面会室に移動しました。

食堂がとても涼しかったので「薄日の当たる窓際に行こうか?」と尋ねると、母は「そうね」と言いました。

いつもであれば、母は日の当たる場所では「眩しい」と言いながら避けることが多かったのですが、この時は喜んでくれました。

まず母は朝から便通があったことを話してくれて、この日の体調も問題無さそうでした。

ただ、この頃の母は様々なことに少しイライラする感じがあり、その点は私も気になっていました。

例えば、この日も「おやつの時の紅茶がカップ半分だった」と、水分を制限されていることを愚痴ったりしていました。

また「ここの食事はあまりおいしくない」とも言っていて、さらに「病院の方がましだ」と続けていました。

そして「大変なことがある」と母が言うので、私は『何事か』と思って身構えました。

結局、その『大変なこと』とはラジオが聞こえなくなっているとのことで、調べてみるとイヤホンの調子が悪くなっていたのでした。

そのためラジオのイヤホンと電池を交換するとともに、室内の涼しさを警戒して母にはレッグウォーマーを履かせてあげました。

2023年8月 1日 (火)

厳しい水分制限

4年前の2019年8月1日は晴れて35℃の木曜日、母が施設に4回目の入所をして4日目、午後3時50分ころ面会に行きました。

母は食堂のいつもの場所にいて「お風呂に入って戻ってからおやつを食べて、トイレに行ってきたところ」と話してくれました。

午前中には周囲の人たちはタオル折りをしていたようですが、母はテーブルで居眠りをしていたとのことでした。

この日も外が暑いので室内はエアコンが効いていて、母も過ごしやすさを感じているようでした。

体調も悪くはなさそうでしたが「尿の出が今ひとつ良くない感じがする」と、母は心配していました。

その原因の一つとしては、退院後は水分制限が厳しくなって「おやつの時は半分だった」と母は振り返っていました。

今から思うとこの頃は、そういったことの一つ一つが母にとって不安の種になっていたような気がします。

確かに施設での生活が始まって数日で、脚のむくみも少しわかるようになってきていました。

この日の朝も2回血圧を測ったということで、それも母に不安を感じさせることの一つでした。

私も持参した血圧計で母の血圧を測ってあげましたが、血圧は165/63脈拍は62と、この時は特に問題はありませんでした。

この日の母も緊張気味のような少し硬い表情をしていましたが、お風呂上がりということもあってか顔色はよく見えました。

そして、少しずつ施設の生活に慣れてきたのか、話し声も前日までより元気があったように思いました。

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