穴子のない日曜日
4年前の2019年7月21日は曇りで28℃の日曜日、母が7月15日に入院して7日目、午後4時ころ面会に行きました。
病室に入ると母はベッドの上で壁側を向いて、つまり左側を下にして横になっていました。
ラジオを聴きながら眠ってしまったようで、イヤホンが外れてラジオも既にオフになっていました。
母が目を覚まして話し始めると、この日も体調が良いようで元気な声でたくさん話をしてくれました。
まず、昼食後に便通があり、その後にもう一回出てスッキリしたと、嬉しそうに笑っていました。
そのためもあってか「お腹はぺちゃんこだ」と言い、確かにお腹の辺りのむくみも取れてきたようでした。
また「もうお腹が空いた」と笑顔で言っていて、旺盛な食欲が戻って来ていました。
さらに「日曜日なのに穴子が食べられなくて残念だ」と言うので、私が「それは退院後のお楽しみだね」と答えると、母は笑顔で頷きました。
そういえば前週の日曜日に一緒にお昼を食べた翌日に入院したので、早くも一週間が経過したことになりました。
母の回復は順調で、この日は心電図も安定していて、脈拍も58~60くらいの値をずっと表示していました。
足下を覗くと、両足に点滴を着けているのが痛々しい感じがしましたが、顔の内出血はほとんど無くなっていました。
ということで、当面の心配はなくなりましたが、元気さを取り戻した母にとって日曜日は暇を持て余して退屈な一日だったようでした。
« 余裕の母と先生の説明 | トップページ | 「腕のシワが目立ってイヤだね」 »
コメント