退院決定も不安な様子
母が施設や病院のお世話になっているときに、私のところに施設や病院から電話が来ると、内心穏やかではいられないものでした。
4年前の2019年7月24日は曇りで29℃の水曜日、母が7月15日に入院して10日目、午前中に私に施設の看護師さんから電話がありました。
この時は母は病院に入院中でしたので、施設からの電話は不安というよりも『何だろう?』と思いました。
結局、この時の電話は「29日に退院の予定が出たので当日は立ち会えますか」という確認でした。
母の点滴が取れたのが、つい二日前のことでしたので『もう退院の予定が出るとは早いな』というのが私の率直な感想でした。
この日は午後4時10分ころ面会に行くと、母は左側を下にしてタオルケットを掛けて眠っていました。
耳にはイヤホンを入れていて、ラジオを聴きながら眠ってしまったようでしたが、肩をトントンと叩くと目を開けました。
母の話では病室でレントゲンを撮ったそうで、それ以外はひたすら寝ていたと言っていました。
「来週の月曜日には退院だよ」と私が言うと、母は退院のことは聞いていなかった様子でした。
その後看護師さんと主治医の先生が現れて、退院についてのお話がありました。
退院の話は母にとって嬉しいのかと思いましたが、この時の母の反応は意外にも施設に戻っての生活に不安があるような感じでした。
入院後はずっとベッドの上でしたので、いわゆる普通の生活を送るには体力的にも精神的にもまだ自信が無いようなことを話していました。
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